昨秋の滞在時
必ず行きたい!リストに入っていた
ジャーミィ/モスクをご紹介。
ユルドゥズ ハミディエ ジャーミィ
Yıldız Hamidiye Camii
外観からは伝わりづらい
「絶対行きたい」と思わせる魅力
まぁ、気長にどうぞ
お付き合いくださいな。
オスマン帝国 第34代皇帝
Sultan 2. Abdülhamid つまりは
アブドゥルハミド2世さんの命により
1885-1886年にかけて建設。
当時、ユルドゥズ宮殿に
お住まいだった(引き籠っていた?)
スルタン/皇帝が、金曜礼拝用にと
宮殿の目の前に作らせたとか。
赤い流血の皇帝と呼ばれた一方で
心優しい性格の持ち主だったといわれる
アブドゥルハミド2世さん。
平たい顔族的に
彼の名を聞いて思い出すのは
エルトゥールル号に、山田寅次郎様よね。
おっと、話脱線。
いろんな角度に回り込んで
撮りまくる平たい顔。
ミナーレ/ミナレットは1本タイプ。
入口には1890年製の時計台。
イスタンブールで時計台といえば
ドルマバフチェのものが有名だけど
よく似たやつがこんなところにも。
どちらの時計台も
時代も建築家も一緒なので
そりゃ似てるよね、と納得。
(建築家は違う!って説もある模様)
オスマン帝国最盛期に
宮廷建築家として活躍した
シナン/Sinan亡きあと
オスマン帝国末期に活躍したのが
アルメニア出身の
バルヤン家(一族)/Balyan ailesi。
こちらのジャーミィももれなく
Sarkis Balyanさんという
バルヤン家の方のお仕事だそうで。
と思ったら・・・
バルヤン作だって説、間違ってるし!
正しくはギリシャ人の
Nikolaidis Jelpuyloだし!
と書いてあるサイトもあった。
お名前、なんて読むのかな?
ニコライディス ホニャララさん
この方がこのジャーミィの建築家
・・・なのかも知れない。
(ご存知の方、教えて!)
さっさと建物の中を見せろー!
との声が聞こえてきそうなので
そろそろ参ります。
現代的下駄箱感満載のこちら。
真新しか~。
それもそのはず
4年の修復期間を経て
2017年に再度お披露目開始と
なったものでね。
ほぅ、修復したてのジャーミィか。
それはそれは、、、
ベタ塗りで平面的で世界観ブチ壊しな
ぬりえ修復の恐れアリですな。
ばかるん。
いざ、入ジャーミィ!
振り返るとこんな感じ。
再度振り返ると・・・
ホシュゲルディにゃーーーー!
と、猫ガイドさんがお出迎え。笑
ジャーミィも出入り自由な猫の街。
この時点で、ぬをー!感、伝わってる?
中入るともっとスゴイよ。
扉は至ってシンプルね。
ほな、いくよ!いっちゃうよー!
ドォーン!
ズドドォーン!
ヌヲヲ~ン!
パフパフゥ~!
ドンガラガッシャ~!
ね、辛抱強くw
読み進めて来て正解でしょ?
トルコへ出発前、発売したての
iPhone11に買い換えた甲斐があり
超広角レンズの実力、発揮しまくり。
オスマン帝国末期あるあるな
西洋とオスマン建築との融合。
こちらの場合は
ネオゴシック様式と溶け合っている。
圧倒されて浮足立っちゃったと思うので
地に足着けて、足元見て行こか。
非常に上品な色合い。
グレーブルーの絨毯、よき。
テーマカラー?の水色×金色が
天井から床まで繋がっていて、よき。
窓から差し込む陽の光
絨毯の上に伸びる影
静寂に包まれる午後のひととき
よき、よきかな。
赤×緑のチューリップな
クリスタル製のシャンデリアは
ドイツの皇帝からの贈り物だそうな。
そういえば
修復したてのジャーミィあるある
ぬり絵修復de残念建築。
世界観に圧倒されて
そこまで気になりまへん。
でも壁に近づいてみると
・・・お、お、おぅ。な、ぬり絵感。
さらに近づいてよく見てみると
実線にしたり点線にしたり
しっかり塗りなおしたり
あえて塗らずに残しておいたり。
新旧融合を心掛けている感はあるものの
やはり、うーむ・・・な仕上がりが多い
現代トルコの修復技術。(tapi旅調べ)
さて、2階へ上がらせてもらいましょ。
階段を上ると目に飛び込んで来る
圧倒的なコーラン感!
ん?意味不明?
コーラン/クルアーンつまりは
イスラム教の聖典ね。
なんかこの空間
コーランの表紙に似てない?
2階に上がると
天井まで繋がる4本の柱の存在感が
より一層大きくなる。
配色は違えど
なんなら横浜中華街の門に見えてきた。
ドーム部分同様
天井にも施された星模様。
空に輝く満点の星!
ちなみにジャーミィの名前にもある
Yıldız/ユルドゥズは、トルコ語で“星”の意。
ふぁ~
よく撮って、よく書いて、お腹いっぱい。
機会があれば、ぜひ行ってみてね!
そして、行った暁には感想聞かせてね♪
それでは最後に
お腹いっぱいでも別腹デザートな
ジャーミィ動画をどうぞ♡
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Yıldız Hamidiye Camii(ユルドゥズ・ハミディエ・ジャーミィ)
【住所】
Cihannüma Serencebey Ykş. No:63 Beşiktaş İstanbul
【行き方 ざっくりver.】
●ベシクタシュから
〇徒歩
レヴェント方面へ向かう大きな通り沿いを
上り坂に負けずに真っ直ぐと
→徒歩15分
〇バスまたはミニビュス
→乗車3分
最寄り:Yıldız Teknik Üniversitesi
(ユルドゥズ工科大学)
→徒歩5分
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