広くて青い、空と海。
そこらじゅうに転がる犬猫に
住宅街の中をも飛んで歩くカモメ。
ブログで何度も紹介してるけど
私にとってのイスタンブール
を表現するのに、すごくしっくり来て
好きな言葉のひとつ。
ISTANBUL
THEY CALL IT CHAOS
WE CALL IT HOME
トルコのなかでも
イスタンブールという街を
ひと言でいうとき
「カオス」という言葉は最適だと思う。
でも同時に「ホーム」な部分まで
感じ取ってしまった人にとって
イスタンブールという街は
特別な存在になるんだと思う。
先日、イスタンブールの友達が
「たぴちゃんにモダサーヒルの景色」と
私が暮らしていた街から見た
風景写真を送ってくれた。
んもぅ、これを見たとき
美し過ぎて一瞬時が止まった。
どこまですごいんだよ
イスタンブールのエネルギー!
って思った。
毎日見ていても飽きることなく
感動を繰り返す
イスタンブールの空と海。
以下、今回滞在中に撮った
イスタンブールの空海写真集。
わざわざどこかへ行かずとも
日常の中にとんでもない景色が
散りばめられている街。
家に帰るのに
連絡船に乗ろうとしただけでこの夜景。
見に行ったわけではなく
移動途中、単なる通りすがりの景色。
家に帰る途中
連絡船から見た景色。
沈みゆく太陽の横には
ブルーモスク・アヤソフィア・トプカプ宮殿と
世界遺産の街並み。
アジアからヨーロッパへ20分間の船旅中。
はためく国旗、追うカモメ。
疾走感ある1枚。
ベンチに腰掛け夕陽を見ていたら
突然目の前に現れた御犬様。
飼い主さんに呼ばれ、すぐ去って行ったけど
なんか私に用あった?
平たい顔が珍しくって来ただけか?笑
イスタンブールのランドマーク
ガラタ塔をしょってフレームインの御猫様。
高台から見るボスポラス海峡
不自然にw飛び交うカモメたち。
絶景サンセットを横目に
ボスポラス海峡で釣りざんまい。
眺めのいい場所には、必ずやベンチがある。
いい景色が見えるポイントまで
ベンチを引きずってでも移動させる
それがトルコ人。
危険防止の柵などはなく
だからこそ景観を損ねない。
海辺ギリギリまで身を乗り出せる。
我が身は自分で守る、それがトルコ流。
そういう環境が故に
危機管理能力や危険察知能力が
鍛えられるんだと思う。
サンセット部活動をする、猫とカラス。
こうやって美しい部分を切り取って
並べているけれど
実際にトルコのイスタンブールの
文化や習慣に則って暮らしていると
フラストレーションを感じることは
少なくない。
“ガイジン”という立場だから
感じるものもあるけど
「だってココはトルコだから。」
で、乗り切って進むしかない。
嫌ならお国に帰りなさい。
以上!
で、あーる。
在住外国人といっても
人種も住む理由も多岐に渡る。
イスタンブールに惹かれたから、とか
留学・研究・就職・転勤・恋愛・結婚とか
多かれ少なかれ、自分の意思・判断で
来た人たち。
日本人と欧米人は、このパターンが大半。
母国で生きるには
経済的・政治的・宗教的・その他
いろんな問題があって
トルコのお金持ちと結婚するため、とか
出稼ぎで来て国の家族に仕送り、とか
母国よりも自由があるから、とか。
そういったパターンもある。
さらに、隣国がシリアであるため
戦火を逃れて、というパターンも少なくない。
(彼らの場合は
母国へ戻ることは命懸けなわけで
在住外国人といっても、全く状況が異なる。)
近隣諸国の動向だけではなく
世界情勢を常に肌で感じながら
生きる必要のある街。
トルコにとって激動の時代に
思いがけず居合わせてしまい
イスタンブールで暮らしていたことで
日本が「極東」の「島国」であり
それがいかに特殊な環境であるかを
思い知ることも多かった。
さらに、トルコ国内だけで言っても
出身地によって、驚くほどに価値観が違う。
生活習慣や文化までも違う。
あそこまでかけ離れた人たちが
「トルコ人」というひとつの括りで
「トルコ」という国に生きているんだから
そら、まとまるわけがない。
まとまるわけのない人たちが
全国から集まり暮らす街
それがイスタンブール。
さらに、前述の外国人たちも交われば
カオス以外のなにものでもない。
どんな感覚の持ち主かにもよるけど
トルコ人としてイスタンブールで生きるって
フラストレーション溜まるだろうなぁ
って感じることが多い。
でもそれを支えるのが
何ものにも代えがたい家族の存在で
家族の絆が強いから
みんなで乗り切れるんだと思う。
そして、絶妙なバランサーとして
街中に存在する、犬・猫・カモメたち。
トルコ人のみなさんが
イスタンブールの街で生き延びるために
癒し担当として送り込まれた
神の使者なんじゃ?と思っている。
そして、カオスの街に充満した
負のエネルギーを吸い取り浄化するのが
広く青い空であり海の存在。
浄化されなかったら
トルコ人のみなさん、窒息死しちゃうと思う。
こういう時間が必要なんです。
えぇ。
なーんか書いてるうちに
話がとっ散らかっちゃって
つまりはナンデスカー?状態だけど
友達が撮って送ってくれた写真が
発するエネルギーがすごくって
ビックリしちゃったよぉー!ってことです。
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