日本に暮らしていると
なかなか触れる機会のない
日本の外の文化や生活習慣。
トルコにも興味深い文化・生活習慣が
たーくさんあるわけなんだけど
(外国人からしたら、日本もたいがい
興味深くて独特だろうけどw)
ラマザン/Ramazan(断食月・ラマダン)って
それのオンパレードなんだよね。
ラマザン特有の空気感っていうのが
街中に流れていてね。
その雰囲気が、なんか好きなんだー。
その中でも、私が特に好きなのが
イフタルの文化。
毎日、日の出~日の入まで断食して
1日の断食明け(日没後)にする
最初の食事のことを
イフタル/iftarって言うんだけど
その光景がね~。いいんだよ~。
断食してる人だけでなく
断食してない人も
ラマザンにかこつけて
家族・親族や仲間たちと集まって
イフタルを楽しむっていう習慣があってね。
おうちに招待したり/されたり
みんなで外食しに行ったり
公園や広場でピクニック気分だったり
なんかねー、それはそれは
ハッピーな光景!なのよねぇ。
たとえばこんな様子。
ブルーモスクとアヤソフィアがある
スルタンアフメット広場にて
イフタルの時刻を待つみなさん。
世界遺産の真ん中で、イフタルを味わう!
まさに、そんな感じ。
そしてこちらも。
総勢20人以上によるイフタルの会!
日没を告げるアザーン(エザーン)が
流れるのを待ってる状態。
アザーンの音が聞こえた瞬間に
「いっただっきまーす!」ができるよう
(いただきますを言う文化はないけど)
事前に料理がテーブルに運ばれて
来るわけです。
この時期は、
日没の時刻にあわせて
お客さんが集中するもんだから
店員さんは、それまでに間に合うよう
全テーブルに配り歩くのに大忙し!
そんな店員さん自身も
断食をしながら勤務中!なんてことも
もちろんあるわけで。
慣れなのかもしれないけど
それって大変よね・・・。
アザーンが鳴り響いて
お食事解禁!となったら
ス/Su(水)をガブ飲み
↓
フルマ/Hurma(デーツ/ナツメヤシ)
&
チョルバ/Çorba(スープ)
を、最初にすごい勢いで
飲んで・食べる光景をよく目にします。
そこからメインのお食事が始まる感じ。
スープが目の前に運ばれてきたのに
アザーン前でまだ飲めない
「おあずけ」状態のときとか
観察してるとすっごい面白くてね。
スープ飲みたい!でも飲めない!
でも飲みたい!でも・・・!!!
って気持ちが行動に出ちゃう人もいて。
仲間とお喋りしながら
無意識に?スプーンを手に取り
ひたすらスープをかき混ぜる。笑
イスタンブール暮らしで
最初に住んだアパートの目の前に
レストランがあってね。
窓辺に腰掛けて、海の向こうに見える
世界遺産と夕陽に酔いしれつつ
(ブルーモスクとアヤソフィアが見えた!)
イフタルの光景を観察するのが
ラマザン中の日課だったんだけど
(10代の頃から人間ウォッチングが趣味w
やってること、トルコのおばちゃんと一緒w)
なんとも微笑ましい光景だな~♡
と思っていたもんです。
「美味しいって幸せ!」の極みだなぁ~って。
そうそう、イフタルといえば
トルコ版コカコーラのCM!
ご近所さんと料理を持ち寄って
さりげなく世界遺産の絶景バックに
ソフラ/Sofra(食卓)を囲む!
というハッピーな光景であります。
このCMソングの感じがTHEトルコ!で
5年の間で2作品しか見たことないw
トルコドラマを懐かしく思ったのでした。
ドラマの中でも、こんな曲調の歌が
流れてたな~って。
そうそう!
イフタルは、断食してなくっても
トルコ人じゃなくっても
旅行者でも参加できますよ♪
観察するだけでなく
ラマザン中、トルコに行かれる方は
イフタル文化を実際に「体感」することを
オススメしま~す♪
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