トルコから日本に帰ってきて
違和感を感じたり
戸惑ったりってことって
もちろんあるわけですが。
ゆうてもトルコ在住中に
1年~1年半に一度のスパンで
一時帰国をしていたので
一時帰国のたびに
カルチャーショックやら
ありがたみというものを
感じていたわけですが。
本帰国して数ヶ月
5年のブランクをものともせず
すっかり日本に慣れた部分もあれば
(レパートリー豊富で美味しいものが
適正価格で食べられること、とかw)
慣れないことも、あるわけで。
そのひとつが、くしゃみ!
一緒にいる人が、くしゃみをしたとき
どう反応すればいいのかが分からない。
結果、くしゃみした相手を
見つめたまま、カタマル。
トルコでは
一緒にいる人に限らず
知らない人でも
その場に居合わせた人が
くしゃみをしたとき
くしゃみした相手に対して
「Çok Yaşa!/チョク ヤシャ!」
(長生きしてね!)
と声を掛ける習慣がある。
そして、くしゃみをした本人は
その声掛けに対して
「Hep Beraber!/ヘップ ベラーベル!」
(みんな一緒に(長生きしよう)ね!)
とか
「Sen de gör!/セン デ ギョル!」
(あなたも(私が長生きするのを)みてね!
(それくらい長生きしてね!))
とか
「Teşekkürler!/テシェキュレール!」
(ありがとう!)
とか返事をする。
私の中でもすっかり染みついた
このトルコ的生活習慣。
もはや条件反射のレベルにつき
日本に帰って来てからも
一緒にいる人や近くの人が
くしゃみをすると
「チョク ヤシャ!」って言いそうになる。
けど同時に
ココはチョクヤシャの国ではアリマセン
との信号を受信するので
結果・・・カタマル。
たとえば友達と一緒に
他愛もない話をしているときに
友達: 聞いてよ~!こないださ~・・・
たぴ: え、まじかー!
友達: (くしゃみ)
たぴ: チョク ヤシャ!
友達: ヘップ ベラーベル!でさぁ~・・・
たぴ: へぇ~、そうなんだ~
てな感じで
会話の合間でごくごく自然に
繰り広げられるやり取りなんだけど。
いまの私は
友達: 聞いてよ~!こないださ~・・・
たぴ: え、まじかー!
友達: (くしゃみ)
たぴ: (・・・カタマル・・・)
友達: (・・・くしゃみの余韻)
たぴ: (・・・カタマル・・・)
友達: でさぁ~・・・
たぴ: (あ、くしゃみ終わった?)へぇ~、そうなんだ~
といった感じで
ぎこちなさ全開!
まぁ相手はもちろん
トルコのチョクヤシャ文化など
知らないので
私がひとり居心地の悪さを
感じているだけなのですが。
その場にたまたま
居合わせた人にも使う
このチョクヤシャ文化。
例えばスーパーの
ヨーグルトコーナーで
どれにしようかなーと選定中
(トルコのヨーグルトの種類
めっちゃ多い!チーズもね。)
思わずクシャミ。
すると、横で同じく選定中だった
見ず知らずの人が
「チョクヤシャ!」と言ってくれます。
ほっこり♡
こうやって
たまたまその場に居合わせた
赤の他人同士の
コミュニケーションが
ごくごく自然に発生するような習慣が
今もなおたくさん残っているところ
トルコの好きなところのひとつ。
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