前回は長ったらしい前置きにお付き合いいただき
ありがとうございました。
続きまして~、今度は長ったらしい
トルコの美容院体験記
の始まりです。
カット後、髪の毛ビチョビチョのまま帰された!
とか
日本人形ばりにシャキーンと毛先を真っ直ぐ切られた!
とか
段々を入れて欲しいと言ったら、ザク切りされた!
とか
ハサミを一切使わず、カミソリのみでカットされた!
とか。
それ、お金払ってまで絶対行きたくないね![]()
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と、思わずにはいられない
日本人の友人たちによる体験談を聞いていたので
なかなか踏み出せなかったトルコの美容院。
多くを求めるわけではなく
普通に切ってくれれば、それでいいのだ![]()
でも、日本で言うとこの「普通」なんぞ
トルコでは通じないことくらい分かっている。
だから、この美容院なら・・・!
というところが見つかるまでは、行かなくていいや。
と思っておりました。
そんな中、ある友達の髪型に注目してみたら・・・
さらさらロングヘアの彼女の髪型
なんだかイイカンジに“段々”が入ってて
毛先にナチュラルな動きが出てて、ナイス![]()
聞けばトルコの美容院で切ったと言うじゃないですか!
こ、こ、これは・・・イケるんじゃないか?!
まぁ、私の髪の毛ぐるんぐるんなんで
サラサラヘアは参考にならないんですが。笑
でも、ぐるんぐるんよりサラサラの方が
カットの上手い下手が、ひと目でわかると思うので
サラサラでもイイカンジ!ということは
ぐるんぐるんでもイイカンジ!になるはず!と予想。
ということで
彼女に連れて行ってもらいました~。
連れて行ってくれた彼女も1年ぶりに行くとのことで
特に予約もしてないし
そもそも店、潰れてませんかね? ←トルコあるある
って思ったりしたけど
お店は健在で、予約なしでも大丈夫でした~♪
中尾彬4649!なネジネジ巻きのオッチャンがお出迎え。
このオッチャンこそが、彼女のイケてるヘアカットを生み出した
本人だと言うじゃないですか。
彼女が1年前にオッチャンに切ってもらったことを説明し
「あなたのカットが良かったから、今回もあなたに切ってもらいたい!」
と懇願したものの
『今回はワシの息子が、ばちぃーっとカットするから安心してくれ!』
と言われ。
オッチャンの腕は信用できても
息子の腕がどうかは・・・もはや懸けである。
オッチャンは美容師を引退したのか
その日はカットする気分じゃなかったのか
どうやら、息子に切ってもらうしか選択肢はなさそう。
美容院の下の階にオープンしたばかりだという
カフェの運営に、くびったけな様子のオッチャン。
話は逸れますが
トルコ人ってすぐにカフェ開きたがるよね。
「カフェ開こっかな」って言葉、ほんっっっとよく聞く。
ここ数年、イスタンブールでは
バカみたい(毒)に、オサレ系カフェが増えてるし
ちょっとお金に余裕があると(できると)
カフェでも開いて、気ラクに気ままにやってきたいな~
って発想になるのかしらね?
ど・お・り・で
コーヒーもろくに淹れられない店が多いわけだ![]()
マズイもん出すくらいなら
チャイとトルココーヒーだけ出しておけばいいのに![]()
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(トルコ人のチャイ&トルココーヒーに対するこだわりは相当なもん。)
そういうお店って、出す方も出される方も
美味しいコーヒー、飲んだことないんだろうな・・・![]()
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って、私もコーヒー通とかじゃ全くないですけど
(ブラックで飲めないしw)
最低限、マズイかマズくないかは分かるよね。
もはやそのレベルか?!ってお店、少なくありません。
---脱線おわり---
そんなわけで
オッチャンも↑こういう↑感じなのかは分かりませんが
私たちの運命は
オッチャンの息子に委ねられることに。。。
まずは先に友達が呼ばれ、シャンプー台へ。
上着に荷物に、持ったままだったので
どこに置けばいいかを
シャンプー係のお兄さんに尋ねると
「友達(=私のこと)に持っててもらって!」と。
さーすがーーーーーーーー。
しょっぱなから期待を裏切らない展開♡
入店と同時にお姫様のように扱ってもらえる
日本の美容院の世界観・・・微塵も感じられず。
友達がシャンプーをしてもらってる間
私は失礼してお手洗いへ。
お手洗いから戻ると
シャンプーはすでに完了しておりました。はやっ!!!
シャンプー台に座ってから、ものの2分やでぇ~。
友達に感想を聞いてみたら
しっかり洗ってくれるわけもなく
ザザザー、ワサッワサッ、ザザザー
で終わったらしい。
ヘッドスパコースを頼んだかのように洗ってもらえる
日本の美容院のシャンプー技術・・・そんなのマボロシ。
友達が席に案内され、私も空いてる隣の席で見学。
その際に、入口付近にコート掛けがあるのを発見し
自らコートを掛けに行く。
コートを預かってもらえないだけでなく
コート掛けの存在すら教えてもらえない。
うんうん、そんなの想定内♡
しばらくするとオッチャンの息子が登場。
息子: どんな髪型にしたい?写真とか持ってきた?
友達: いや、持ってきてない。今と同じ形のまま、ちょっとだけ切って欲しい。
息子: オッケー!毛先のフォルムは、真っ直ぐ?それともU字型??
(・・・てゆうかフォルムの選択肢は、もはやその二択しかないんだ?!爆)
友達: えっ、真っ直ぐはイヤ!U字で!てゆうか、今と同じ形のままがいい!!
息子: オーケーオーケー、任せてっ。
友達: あなたの腕を信じてるからねっ・・・。(頼むよ、マジで!感が満載w)
そんなわけで、内心ドッキドキの友達のカットがスタート。
最初こそ不安でいっぱいの様子だったけど、カットが進むにつれ
息子の腕もナカナカであることが判明。
カットバサミにすきバサミにカミソリを使い分け
豪快だけど丁寧な仕事ぶり。
彼の腕を信用した友達は、すっかり伸びていた前髪を
短く切ってもらうという大胆なw依頼を!
ちょっぴりヒヨッて長めに切るようオーダーしたら
(後で自分で修正できるように)
短いナナメ前髪の方が、全体的なバランスも良いよ。と彼。
この提案には、私も首がもげるほど頷く。
だって私もそう思ってましてーん。
安田成美みたいな(←古い?)
短い前髪がいーんじゃない?って思ってましてーん。
ということで、彼の提案を受け入れることにした彼女。
前髪を切ってみて、彼は満足気な顔。
だけど私達日本人ふたりは
「・・・なんか、ヤンキーっぽくない?!」という感想。
彼女の顔つきって、実はヤンキー顔だったんだw
というのことが判明した瞬間だったのでした。
ということで、急いでケータイで髪型検索!
イイカンジの前髪のスタイルを見つけ
カット終了して、ひと仕事終えた気マンマンの彼を呼び戻し
手直しを依頼w
写真を見せると
「オッケーオッケー。そういうのがいいのね。」
と、その場で手直ししてくれたのですが。
手直しはもはや立った状態で!!!笑
ヤンキー前髪を修正してもらい
とってもイイカンジ~![]()
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ということで次は私の番。
すっかり長くなったので、続きは次回で~。
トルコの美容院体験記、後半は↓コチラ↓から♪
