掃除の時間がある文化。 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

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何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!


よく、日本のTV番組でトルコのことを紹介する際
「トルコ人はキレイ好き」って言われたりします。

実際にトルコに暮らして、日々トルコ人の様子を見ていて
トルコ人がキレイ好きな民族なのかと言えば・・・
正直、首を傾げてハテ??と言いたくなる。
もっとはっきり言えば、その表現、だいぶ語弊があると思う。 ←言っちゃった~w

「自分の家を掃除するのには命懸けだけど、決してキレイ好きなわけではない。」
というのが、私の意見でございます。

トルコにはお客様命文化が根強く残っていて
急な来客にも対応できるよう、家のサロン(リビング)は
いつだってキレイな状態をキープしているイメージ。
(もちろん、時代の流れと共に、その文化も変化しつつあるけど・・・
でもこの文化の名残が感じられる生活習慣はたくさんあると思う。)

家の中だけならず、家中の窓も、中からも外からもピッカピカに磨き上げる。
しかも二週間に一度くらいのペースで。※tapi旅調べ。

自分自身で掃除する人もいるだろうけど
うちのご近所さんの様子を見ていると
掃除婦さんを雇って、日本人でいうとこの大掃除の勢いで
二週に一度、家中を掃除している模様。

窓の外に身を乗り出して、リアルに命懸けで窓拭き掃除をしている光景
しょっちゅう見かけます。
正直、あそこまで命懸けで窓を拭く意味もわからないし
そこまで掃除したいなら、もっと安全で簡単に掃除できるグッズ
何で開発されないのかな?っていうのがさらに疑問。

と同時に
一生懸命、時間を掛けて、命を懸けて掃除するのが美徳な文化なのかな?
とも思ったりする。

トルコ人にとって、家の掃除が行き届いていないことって
もはや“恥”のレベルなんだろうな。

そんな感じで、自分のおうちは
舐めまわせるくらいピッカピカに磨き上げているトルコ人のみなさん。
この部分に着目すれば、確かに「キレイ好き」かも知れません。

でもでもね。
一歩、家から外に出て、公共の場での様子を見ていると
キレイ好きの称号を剥奪したくなるような行為の数々。

街にもお店にも、掃除や片付けをする人がいるのをいいことに
んまぁーやりたい放題。

「どうせ掃除や片付けをする人がいるんだから。その人たちにやらせればいい。
何で自分がやらなきゃいけないの?」

本人たちに、そういう気があるかどうかは知りませんが
私の目から見たら、そういう風にしか見えません。

そして、私はその考え方が・・・大っ嫌い!!!


トルコに来て間もない頃、トルコに根付くこの文化が
疑問で仕方なくって、何でなんだろう?って思っていた時のこと。

トルコの学校では、掃除の時間がない。という、衝撃の事実を知りました。
それと同時に
「あぁ、だからね。だからこういう大人に育つし、こういう社会になるわけね。」
と、納得したもんです。


バリに住む日本人の友人がシェアしていた、この動画。
バリの学校でも掃除の時間はないようで、彼女も衝撃を受けたとのこと。

私たち日本人にとっては、当たり前過ぎることも
一歩外に出てみると、全く当たり前ではなかったりするもんです。

大人になって、海外に住んでみて
自分が子供の頃に、いかに大切なことを教わって育ててもらったか
ということを、強く強く感じるトルコ生活でございます。



 

 

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