トルコウスタのやっつけ仕事♪~トルコあるある物語【3】 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

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何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!


すっかりご無沙汰しちゃいました、トルコあるあるシリーズ。

皆様お待ちかね (ん?待ってなかった?)
ついに第三話/最終回の公開でーす。

過去2回のシリーズはコチラから。
①うちから水漏れしたってよ!
②激高不動産屋オヤジと救世主!


救世主のおじちゃんと別れ、家に戻った私。
ウスタ(修理屋さん)訪問に向け
現場となるキッチン内の荷物を、リビングへ大移動。

あとはウスタを待つのみ!時刻は、まもなく午後3時。

・・・てゆうか、おなか減ったし!!!

気付けばこの日、まだ何も口にしていませんでした。涙
「ブランチ何作ろっかな~♪」
なんて思ってたあの頃が懐かしい!!

約束の15時になったけど
トルコあるあるで時間ピッタリに来るわけないし
今のうちに、何か食べておこう。腹が減っては戦はできぬ。
かといってキッチンも水道も使えないし・・・と
こんな時も強い味方のYemek Sepetiでポチックリック


予想GUYにも、ウスタが到着したのは15時半。
約束から30分しかw遅れなかった!意外過ぎて逆にビックリ。
(早くて17時とかに来るかと思ってたから・・・。)

すでに荷物移動済みで作業もしやすかろうw
まずはじめに
キッチンカウンターごとまるごと、壁から引っぺがした!驚

するとお次は
破裂してると思われるパイプたちが通ってるであろう床を・・・


・・・床板をドリルで引っぺがした!!!驚驚

(※作業中の写真撮影は、“ルームメイトへの報告用に”という名目のもとw
ウスタたちの許可を得てしております。)










床下から、大量の土が出てきたことに、さらに驚き。

ウスタから、ほうきとちりとりを要求されたものの
家にちりとりがなく・・・。汗

するとさらにさらに驚きなことに!
空きペットボトルをカッターでくり抜き、簡易ちりとり作っちゃったYo!


私があまりにも感心するもんだから
「トルコ人の知恵、すごいだろ?」と、自慢気のウスタ。

今度は、大量の土を入れるビニール袋を要求され。
次々とビニール袋へ詰めて行かれる、床下の土・・・。









床板を引っぺがすだけでは気の済まなかったウスタは
(床下部分のパイプに異常がみられなかったので)


続いて、壁部分もドリルで穴を開けだした!!!

もうさ、開いた口が塞がらないとは、このことよね。
これ・・・最終的にどうしてくれるのよ?
ちゃんと元通りの状態に戻すの、そんな簡単じゃないよね??
ホントに今日中に作業終わるんですかー?泣





途中、何度と鳴るウスタの電話。
「あ~、ハイ。はいはい。あと10分で行きますから。」

・・・。
10分で行くってどゆことだー!怖

すると、ずっとウスタの仕事ぶりを横で見ていた
恰幅の良い男性に、作業指示をし始めた。

「いいか、ここにパイプが通ってるから、パイプを傷つけないように
十分注意しながら壁に穴を開けるんだぞ!」



てゆうかアンタ、見習いだったんかーい!
恰幅良いし貫禄あるし、てっきり現場監督かと思っとったわーい!


見習いクンがパイプに傷付けないか、気が気じゃない私。

なんやいろんなグッズを要求されるし
度肝抜かれる作業始めるし・・・
いつ何をしでかすか気が気じゃなくって、もはや私もキッチンにへばりつき。

何なら第二のアシスタントと化しながら
「これ、要りますか?」とか
「えーっと、それは何のためにやってるんですか?」とか
「あ、ちょっとそこ、写真撮らせてもらえますか?」とか
口を挟む挟むw

見習いクンが無事に穴開けを完了した結果
パイプの接続部分が怪しい・・・ってなったものの
4本あるパイプのうち、どのパイプから漏れているかが
パッと見では判断つかず。

結果、怪しい箇所に紙ナプキンを巻き巻きして
水漏れ箇所を特定することに!w

「これでしばらく待ってみて、紙ナプキンが濡れれば
そこの部分のパイプを交換して作業終了だよ!」
と見習いクン。

え、濡れなかったら??さらに穴を開けるとか・・・
何なら今日はタイムオーバーだから、また今度!とか・・・?
いやー、まじムリーーー。泣

いんしゃっらーいんしゃっらー!と、半ベソで言ってたら
見習いクンも一緒に、いんしゃっらー言ってくれましたわ。
(いんしゃっらー=inşallah
神頼み的なときをはじめ、いろんな場面で使える便利なコトバ。)




しばらくすると
ウスタが戻ってきて、紙ナプキンの湿り具合をチェック!
見事、水漏れ箇所を特定し、該当部分を切断。









水漏れ箇所を特定してからは、あっちゅーま。
切断部分を、新しいパイプに交換して、ハイ!いっちょアガリ~♪


・・・って、むしろここからのが大仕事なんじゃないの?
と思ったのは私だけなようで。










先程、大量にビニール袋の中に詰めつめした土を
再度パイプの周りに敷き詰めーの。



引っぺがした床板を
1枚1枚、パズルのように元に戻し始めた(  Д ) ⊙ ⊙













引っぺがすとき、後々、元に戻すつもりとは到底思えない
荒々しい方法で引っぺがしてたよね・・・。
おかげで床板、所々モゲてますし。

唖然。










はいっ、これで元通り♪

って、んなわけあるかーーーーーーい。怒



でもね、もう正直
この時点で私、電池切れだったわけですよ。
疲れ果てちゃって、文句つける元気もなかったわけですよ。

いい、いいよそれで。
うん、いいいい。
この上にまた、キッチンカウンター置くわけだし、見えないわけだし。


でもね・・・
せめて、その穴、塞いでもらえますか?!

最後の力を振り絞ってwウスタに懇願。

「えー、でも見えない箇所だし。普通だったら穴なんていちいち塞がないよ。」
と、想定内の回答。


ムリムリムリムリ~!!!!!
そこから変な虫とか入って来るかも知れないじゃん!
ムリムリムリムリ~!!!!!
絶対やって!絶対、穴塞いで!!!

全力で抵抗w

結果

「もー、しょうがないなー。とにかく今日はもう時間もないからまた今度ね!
2~3日様子見て、再度水漏れしなければ、穴を塞ぎに来るから。
あ、でも、この家から一歩外にでたら、もう忘れちゃうから、君から僕に電話してね。」

と、名刺をくれるウスタ。


なんだか私がすごいワガママで
無理難題を言っているかのような、ウスタの発言。

さすがっす、トルコっす。過ぎて、何も言えねぇ~。
もう、穴さえ塞いでくれれば、何でもいいです。私。



数日後。

普段穏やかなのに、この週に限って嵐のような1週間で
穴を塞いでもらうために電話をするのが億劫で仕方なくなっていた私。

そこに、例の激高不動産屋さんからの電話。
ひぃー!恐ろしす!!
も、これまた予想GUYに口調は穏やかだわ
「こないだの穴、今からウスタが塞ぎに行こうと思うけど、家にいる?」
という内容だわで、これまたビックリ。

まさかの自主的に連絡してキターーーーーーーーーー!驚

正直、その日は体調が思わしくなく
キッチンの荷物を再度大移動するだけのエネルギーもない気分だったけど
このタイミングを逃したら、私めんどくさくなっちゃう!
と思い、頑張ったよあたしゃ。


この日も、作業の様子を張り付きでチェックするわたくし。


何か軽石的なサムシングを
パイプの間に埋め込み出したウスタ。

ナゾ・・・。











壁を塗り塗りするウスタ。

合間に石を埋め込んだだけで、スカスカな状態で
その上から直接、塗り塗りするんだー・・・へぇ。
(日本でのやり方を知らないので何とも言えないけど。)










わーい♪
キレイにできあがりー♪

色ムラなんて気にしなーい。w
穴さえ塞がれば、オッケーでーす。


「また何かあったら、いつでも連絡してね!」
と、意気揚々と帰って行ったウスタ。

私としましては
もう二度と、連絡するような出来事が起きないことを願うばかりです。



以上、トルコあるあるシリーズ3部作
お付き合いいただきまして、ありがとうございました☆

いやぁ~トルコって
本当におもしろい国ですね!
自分の寛容さのキャパが、無限大になっていく気がするぅー。笑



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