うららかな土曜日の昼下がり、事件は勃発致しました。
目覚ましなしのお寝坊モードで起床後
コーヒー片手に、メッセージ送ったり返信したり・・・
いつものことながら
一体、毎日何人のひととメッセージやりとりしてるんだろ?
と思いつつ
日本からもトルコからも、こうやってメッセージもらえるってぇのは
ありがたいことだね。
と、頭にお花を咲かせつつシャワータイム。
あースッキリ♪と
シャワー完了した、まさにその瞬間!
止めてないのに、シャワーが勝手に止まった。
でーたー!断水!!
いやー、間一髪だったわー。私ってば超ラッキー♪
なんて思いつつ
まぁ小一時間で、断水終わるでしょ。と気にもせず。 ←慣れって恐ろしいw
引き続き、メッセージのやり取りやら、うんちゃらかんちゃら・・・
そろそろブランチでも食べよっかなー。
何作ろっかなー。
あ、そいや断水してるから洗い物できないのかー。
断水情報確認してから考えよっかなー。
なーんて思ってたら。
ピーンポーン

と、家の呼び鈴が鳴った。
玄関の覗き穴から様子を伺うと
そこには、Kapıcı/カプジュのおじさんの姿。
カプジュとは、日本で言う管理人さん的な存在で
◎アパート共有スペースの掃除
◎日々のゴミ捨て(玄関前に置いておくと、毎日ピックアップしてくれる)
◎食品・日用品等の買い出し
などを始め、とりあえず何か困ったことがあったら
カプジュさんに言うべし!的な存在のひとです。
でもって、カプジュさんが何の御用でしょう?
と、恐る恐る扉を開けると
おじさんの後ろに、うちのすぐ下の階に住んでいる奥様の姿。
玄関の扉(外側)には、1枚のメモが貼り付けてありました。
え・・・このメモなんざんしょ?と
状況が把握できず、キョトンとしてる私に
カプジュのおじちゃん+下の階の奥様が
代わる代わる、説明をしてくれました。
◎奥様の家のキッチンの天井から、水がポタポタ漏っていること
◎さっき一度ピンポンしに来たが、出なかったのでメモを貼ったこと
◎ポタポタが止まらないので、我が家の水道の元栓を閉めたこと
(元栓は、共有スペースにあるので、誰でも触れる。←日本もそーいうもんだっけ?)
・・・!!!なんと!
シャワーが勝手に止まったのは
断水だったわけではなく、元栓閉められたんか!
と、状況を把握。
にしても、ナイスタイミングで閉めてくれてありがとう。
と、むしろ感謝。笑
シャワー途中に閉められてたら、パニックになってたよ。
状況を一通り把握したところで
カプジュベイ(Mr.カプジュの意)とコムシュハヌム(Ms.ご近所さんの意)
に連れられ、水漏れ現場へ連行される。
うちと同じような造りのキッチン(緊張しててうろ覚えw)の天井から
水がポタポタしてるらしい。
今いまはポタポタしてないけど、私がシャワー浴びてた時?は
勢いもすごかったらしい。
なんだかよくわからないけど、申し訳ない。
そして今度は、みんなで我が家の状況確認~。
コムシュハヌムの家の水漏れ現場と同じ位置をチェックするも
我が家側では、何の問題も見つからず。

両家共に、水漏れポイントには写真のようなコンビ(湯沸かし器??)があり
下からはパイプがニョキニョキ。
この4本のパイプのうちのどこかが、破裂しているのではないか?
ということらしい。
ご覧のとおり、パイプさんたち、途中から壁の中に潜っております。
壁の中に潜ってる部分で、破裂している可能性が高いのでは・・・
と、カプジュベイ。
ほっほーぅ。
それって素人の感覚としても、大がかりな修理が予想されますな。
そしてここって、トルコですな。
「修理屋は呼んだ日時に来やしない、修理しても一度じゃ直らない。」と
もっぱらの噂の国ですな。
まーじーでぇー?!

とりあえず、修理が終わらない限り
水道の元栓を開けたらアカン!だろうことは察したので
ガクガクブルブルなわけですよ。
(修理屋がすぐに来ない、または、来ても一度で直らないを見越してw)
数日間の断水とか、マジ勘弁ーーーーー!!!
断水多発国トルコの中でも
しょっちゅう断水になる地域もあるらしいイスタンブールの中でも
ありがたいことに、生活に支障をきたすレベルでの断水が
ぜーんぜん起きない地域に住んでいる私。
(あってもえーとこ1~2時間。だし、年に数回あるかないかのペース。)
ところがどっこい!
まさかの洗礼が待ち構えていた去年の秋。
断水ビギナーにはハードルが高過ぎな
3日間ぶっ通しの断水の刑!という恐ろしい仕打ち。
あの悪夢ふたたび?!と、ガクガクブルブル。
とりあえず、一時的に元栓を開けるので
水を汲み貯めするよう促され
バケツから洗面器から空きペットボトルまで・・・
とりあえず、ありったけの容器に水を汲み貯め。
そもそも
断水時に備えて(滅多にないけど)
5ℓペットボトル×10本くらい、汲み貯めした水を常備してるんだけど
去年の悪夢ふたたびを恐れ、トチ狂ったかのように必死で水を貯める私。
水を貯め終えると
「じゃぁ、また元栓閉めるからね。」とカプジュベイ。
おぅのぉーぅ。
せつないったらありゃしない!
「不動産屋さんに連絡して、修理屋さん呼んで、またあとで来るから。」
とカプジュベイ。
トルコ人の言う“またあとで”ほど信憑性のない言葉なんてない。←超絶失礼!でも本音w
数十分後なのか、数時間後なのか
はたまた翌日なのか、数日後なのか・・・
うららかな土曜の昼下がりは
一気に緊迫した空気に包まれたのでした。
次回
「激高不動産屋オヤジと救世主!あらわる」へ続く。
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