激高不動産屋オヤジと救世主!~トルコあるある物語【2】 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

*tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!

前回
うちから水漏れしたってよ!~トルコあるある物語【1】
の続き~。


思いの外、すぐにやって来た不動産屋さん&不動産屋さんお抱えの修理屋さん。
(もちろんカプジュベイも同行。)

実はこの不動産屋さん、めちゃめちゃクセのあるオヤジなんだそうで
私、内心ビビってました。w

私がこの家に引越す前、まだルームメイトがひとりで住んでいた頃
何度か家の修理関係で不動産オヤジがやって来たそうなんですが
んまぁー、キレるわ怒鳴るわ理不尽だわ!

で、結局ルームメイト側の要望は聞いてもらえず終い・・・ということが
続いていたそうで。

とにかく要注意人物!という形で、私の脳みそにインプットされていまして。

今回は、家に私ひとりの時に事件が発生したので
初の直接対決!と相成りました。



玄関のドアを開け、私の顔を見るや否や、挨拶もそこそこに
「○○ネレデ!○○!!」=「ルームメイトはどうした?えぇ?いないのか??」
と、不躾感満載なご登場。

ルームメイトは外出してて、夜遅くまで戻らない旨を伝え
自己紹介したところ、急に表情が和らいだオヤジ。

かと思いきや、靴のまま家にあがってもいいかと私に聞き
回答を待たずして、土足で入ろうとするオヤジ。

やはり不躾極まりなし。

(※トルコでは通常、日本と同じく、家では靴を脱ぐ習慣があります。
オヤジだって、自分の家に入るときは、靴を脱いでいることでしょう。)


慌ててオヤジの土足入場を拒み
「必要だったら、これを使ってください☆」とスリッパを差し出す。

同行していた、カプジュベイ&ウスタ(修理屋さん)は
当然の如く、靴を脱いで家に入ってくれました。



ウスタがキッチンの様子を見てみるも
やはりパッと見た感じでは問題は見つからず
壁の中に隠れているパイプの一部が破裂している可能性が高い。
とのことで。

トルコおやじ3人組の、早口トルコ語会話に必死に食らいつき
私も何とか状況を把握(でも理解が合ってるのか確信なし)。

壁の中を見てみないことには
修理にどれだけの時間を要するかは分からない。とのことで
「じゃあ、君が1日中家にいられる日に改めて!」的な感じになったので
ムリムリムリムリムリ~~~!!!と、声を大にして主張する。

だって、修理終わるまでの間、水使えないってことでしょ?有り得ない!
「今日!予定キャンセルして家にいるから、今日やってぇ!!!」
と懇願し、修理に必要なグッズ?が揃えば、今日中に修理をする旨を約束し
「またあとで連絡するから。」とトルコおやじ3人組は、家を後に。


これまた信憑性のない「またあとで」の言葉に不安を感じつつ
とりあえず、不動産屋のオヤジに怒鳴られずに済んでホッ。

オヤジの顔色を伺いながら、丁寧なトルコ語を使うことを心掛けつつ
話をしたのが功を奏したのか?
「tapiハヌム(Ms.の意)は、トルコ語が話せるんだね。すばらしい。」
とお褒めの言葉をいただきました。

ほんとね、そうなのよ。
こういうタイプのオヤジって、トルコ語を話さない人に対して
すんごい理不尽な態度を取るのよね。
「トルコ語話せもしないヤバンジュ(外国人)め!」的な感じで。

これ、銀行とか役所とかVISA申請でも、よくある話ね。

逆に、下手なりにも一生懸命トルコ語話せば
相手も一応w人間なので、心に響くものがある(場合が多い)というもので。

今回のようなシチュエーションでは、トルコ語習得の必要性を
痛感するのであります。
と同時に
こういう状況をトルコ語を使って乗り切れたとき、達成感を感じて
自分の自信にも繋がって行くんだと思います。



すると、ちょーどいいタイミングで
私のお助けマンのおじちゃんから電話が!
(おじちゃんの救世主ぶりはコチラの記事を参照!→ )

実は、そもそもこの日
おじちゃんがうちに届け物をしてくれる予定をしていたんです。
なんてラッキーな偶然!わたしってばツイてるぅ♪

「今から届けに行っても大丈夫?」の連絡に
「たーすーけーてー、おじちゃん!」と泣きつく私。


数十分後、おじちゃん到着。
荷物を受け取り、状況を説明し

◎そもそも、私の理解が合っているかが不安。
◎修理費がいくら掛かるのかが不安。
◎本当に今日やってくれるのかが不安。

と、ありったけの不安をおじちゃんにぶつけると

「カプジュに電話して、ここに呼んで!」とおじちゃん。
うちのアパートの向かいに住んでいるカプジュベイが
すぐに来てくれました。

おじちゃんは丁寧にカプジュベイに挨拶し
こと細かに状況を確認。
今回の修理は、家主負担になるものであることも確認。

「tapi、だからオマエは1クルシュも出すんじゃないぞ!」
と、おじちゃんに言われました。笑
(クルシュ=トルコリラの補助単位)



修理の日時と、費用負担について確約を得るため
今度は、理不尽な不動産屋オヤジに電話するよう指示をされ。

不動産屋オヤジの連絡先を知らなかったため
これまた家からちょっと行った場所にある、オヤジの店舗へ
直接乗り込み。笑

も、オヤジ不在のため、看板に書いてあったケータイ番号に
電話をしてみる。

これまたドキドキしながら、丁寧なトルコ語を心掛けつつ
「トルコ人の知人に、再度状況説明をしていただけませんか?」と
お願いし、お助けマンに電話を渡す。

シャキーンと“ちゃんとした大人の男性”らしさをアピールしつつ?
トルコ人同士らしいやり取りで、不動産屋オヤジに敬遠されないよう
丁寧に話をするおじちゃん。

◎今日15時にウスタ(修理屋さん)が来ること
◎修理は、今日中に終わる可能性が高いこと
◎修理費は、私ではなく家主負担となること

を、不動産屋オヤジの口から言わせ、電話を切る。
電話切った瞬間、思わずハイタッチの私とおじちゃん。笑

tapiの後ろには、オレが付いてるんだぞ!
ガイジンだからって、ぼったくったり雑な仕事したら、オレが出てくるぞ!

というのを暗に示してくれたので、大変助かりました~。



おじちゃんは別の用事があるため、ここで解散。

「何かあったらすぐに電話するように!
それと、お金の話は自分からは一切しないこと!
修理が終わったら、『ありがと♡』とだけ言って
お金のことは言わずに見送りなさい。」と、おじちゃん。


わたし・・・自分ひとりで乗り越えられる気がする!
と、思わせてくれた、おじちゃんの魔法のコトバ。

あー、ありがたやありがたや。
おじちゃんいなかったら、もっと私テンパってたし不安だったよ。
おじちゃんのアシストのおかげで、最後までひとりで頑張れたよ。



次回
「トルコウスタのやっつけ仕事」へ続く。


ご愛読ありがとうございます。

下のアイコンを↓CLICK↓して、tapi旅応援してねぴ~す

 

にほんブログ村