イカメット/İKAMET(滞在許可証)申請、体験記【3】 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

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何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!


全国のモノ好きさん、こんばんは。


本日も、私のギャグみたいな体験記にお付き合いくださいまし。


過去記事はコチラから。→ 【1】  【2】





警察の窓口のお兄さんからもらった1枚のメモ。

そこに書いてあったのは、オトクらしい保険会社の名前。


今度は、警察の片隅で


インターネット先生に質問だーい。


先生!この保険会社の代理店、どこにありますか?!」


インターネット機能のないケータイを使っているおじちゃん。


インターネット機能があるケータイをつかっているけど


トルコ語での検索がさっぱりできない私。


そのふたりがタッグを組んで、ケータイ画面とにらめっこ。


も、なかなかうまく検索できず


おじちゃん思わず、自分の子供に電話!笑


保険の代理店、いちばん近くでどこにあるか調べてくれ!」


こういうときに、家族が登場するのって


いかにもトルコ!って感じするよね♪



家族の助けの甲斐あって、最寄りの保険会社を発見!


またもやバスで20分かけ移動で~す。


古びた雑居ビルの中にある、怪しげ(失礼)な保険会社。


こんなとこ、ひとりじゃ絶対来られない。。。


中年男性がひとりでやってると思われる


狭いオフィスの中は、書類の山、山、山。


ココ、ダイジョウブデスカ?と不安に思う私をよそに


おじちゃんが保険屋さんにベラベラベラ~ッと状況説明をすると


予想GUYなことに、保険屋さん、イカメットに関する法が改正されて


外国人が健康保険に加入しなくちゃならなくなったことを知っていたのです!


人は見かけによらない!笑


しかもここ最近、何件かそういうお客さんが来たらしく、実績wもあり。


ちゃちゃちゃ~っと見積りを出してもらったら


まさかの、1軒目で出された見積りの半額!


わーいわーい♪と喜んで、即決致しました。



保険屋さんが保険証書を作成してる間も


おじちゃんと保険屋さんのおしゃべりは止まりません。


トルコ人って、女性だけでなく男性も・・・


ほんっっっっっと、よく喋るよね。


さんまさん(明石家)に匹敵するお喋りさんが


あっちにもこっちにも。ですわ。


目の前で繰り広げられるお喋りパラダイスをぼーっと眺めていると


あっという間に保険証書のできあがり~。


チャリンチャリンとお支払~。


証書を確認して(って、詳細部分はまったく意味不明なトルコ語暗号だったけど)


お金を渡すと、なぜか一部を返された。



へ?


と、状況把握できずにあたふたしてると


おじちゃんがニヤリ。


見積価格より200TL(約10,000円)も値切っておりました。


いや、ほんとね。


おじちゃんの家の方向に、足を向けて寝たらバチがあたるね。


ありがたや、ありがたや。



おじちゃんがベラベラ喋ってたのは、決してお喋り好きだからなわけでなく


どうにかこうにか、保険屋さんと自分との共通点を見つけ出して


相手に親近感を持たせたところで値切り交渉をする!


という作戦があったらしく。


見事に作戦勝ちしたのでありましたー。


おじちゃん、さすがです・・・


私ひとりでは、到底無理なワザだ・・・。




保険証書を手にして、ルンルンでオフィスを出たところで


時計を見ると、午後4時過ぎ。


ぬぉっ!急いで行けば、まだ間に合う!


タクシーつかまえて、この日3回目wの警察だーい!!


窓口受付ギリギリの時間に到着した私たち。


この日、3度目となる窓口のお兄さんとごあいさつ。


おじちゃんが書類一式を、これでもかっ!て顔で提出すると


お兄さんも「このおっさん、よくやるよな。」的な顔で書類チェック。


はい。それでは3ヶ月以内に、イカメットをご自宅に郵送します。」


とお兄さん。


やたー!やたー!やたーよーーーーー!!!


思わず、おじちゃんと私、ハイタッチ☆


何なら窓口のお兄さんともハイタッチしたい気分だったけど


だいぶ温度感が違ったのでw自粛。


後日、おじちゃんへ御礼の気持ちを込めて


美味しい日本料理屋さんのランチへご招待☆


トルコ人が食に対して保守的であることは


今までにも何度か書いてきましたが


おじちゃんも、例に漏れず超保守的タイプ。


そんな人が、日本食!しかもにぎり寿司だなんて!


(トルコじゃ生魚を食べる習慣なし。)


ハードル高過ぎなんじゃないのー?


と思ったけど、是非とも日本食を食べてみたい!


とのことだったので、行ってみたら


一生懸命、初めて見る食べ物(=おじちゃんにとってはゲテモノw)に


チャレンジしてましたよ。笑




このおじちゃん、なぜだか日本人のことをすごい尊敬してて


(かといって、日本のことに詳しいわけではないし、私たちと出会うまで


身近に日本人がいたわけでもない。そういうトルコ人、よくいる。笑)


日本人=誠実、裏切らない! ってイメージが強いらしい。


「トルコ人はダメだ!日本人がいい!日本人はすばらしい!!」って


会うたびに熱弁してくれます。


そのたびに


『いやいや、日本人だって、いいひとばっかなわけじゃないからね!』と


妄想世界から現実世界へ呼び戻してあげます。


自分のことを自ら、私たち(私と日本人の友達)の


“エマージェンシーサービス” だと言うおじちゃん。


困ったときはいつでも言いなさい。


時間もあるし、車もあるし、(何ならお金もあるし)


いつでも出動できるから。


基本、ある程度のことは、自分で努力して乗り越えないと!


がモットーなトルコライフなので


実際にエマージェンシーサービスを利用する機会は、そうないけど


いつでもスタンバイしてくれているし、優しさにムラがなく信頼できる。


そういう存在が近くにいてくれるって思うだけで


すごく安心感があります。




日本にいる私の両親にも、おじちゃんの存在について話をしたことがあり

おじちゃんにイカメットの件でお世話になった。って父に伝えたとき


「くれぐれも、おじいちゃんによろしく伝えてね。」と返事が来ました。


しばらくしてまた、おじちゃんの話をしたときに


「おじいちゃんみたいな人が近くにいてくれてよかったね。」と返事が来ました。



いやいや、父さん。


“おじいちゃん” じゃなくて “おじちゃん” だから。


一応、あなたより15歳くらい若いですから!


と、心の中でつっこんだことは言うまでもなく。





以上をもちまして


2014年度版ギャグみたいなイカメット申請徒然日記


終了でございます。




このトラウマ経験を乗り越えるべく


先日、2015年の申請に、ひとりチャレンジして参りました。


そのお話は、また今度。






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