春にトルコへ行ったとき、タイムアゥート!
で行けなかったクズグンジュック。
のんびり散策するのにピッタリな街だっていうもんだから
今回こそは!と行ってみました。
カラキョイから船に乗り~
ウスキュダルからバスに乗り~。
ヨーロッパ大陸からアジア大陸へ
気軽に日帰り散歩ができるだなんて
やっぱりイスタンブールって、えぇ場所やね。
前回、春の旅でチャムルジャへ行ったとき
途中通過したクズグンジュック。
場所は何となく把握しておりました。
(イスタンブールが一望できる
ウスキュダルからバスに乗って、5分くらいなはず。
バス・・・バス・・・あ、ミニビュスだ・・・。
バスでももちろん行けるんですが
ジモティの足、ミニビュス(ミニバス)でも行けるんです。
ミニビュスねぇ。。。
(ミニビュスは停留所が決まっておらず
降りたいところで運転手さんに声を掛けると
降ろしてもらえるシステム。)
そう。
ミニビュスといえば、忘れられない濃厚な想い出が。
(ミニビュスの濃厚体験についてはこちらから→③ )
バス・・・ミニビュス・・・バス・・・ミニビュス・・・
ミニビュス・・・ミニビュス・・・
えぇ~い!ミニビュスに乗ってしまえ~!!
勇気を出して
近くに停まっていたミニビュスに乗り込みます。
「クズグンジュック??」
と念のため、運転手さんに確認。
乗るときに自分が降りたいところを伝えておけば
着いたら声を掛けて教えてもらえるだろうという
淡い期待を抱くニホンジン。
ミニビュスの窓には、こうやって行先が書いてあります。
この行先を見て、乗り込みまーす。
「ネカダル(おいくら)??」
トルコ語でいくらか聞いてみた~!
前回はトルコ語で聞いてみたところで
トルコ語で返されても全くわからなかったけど
今回は少しは成長しましたよ☆
一応、滞在中ずーっとガリ勉してましたから。
こうやって
お客さん~運転手さんのお金のやり取りは
同乗しているみなさんを巻き込んで行われます。笑
あ~、2回目だけあって
今回はジモティ風にスムーズにミニビュスに乗れたかも☆
な~んて、調子に乗っているのも束の間。
あれ?なんか思ってたより
出発してから時間経過してるんですけど・・・
もっもっもしかして~!!!!!
慌ててとなりの席に座っていた
トルコ人のおばあちゃんに聞いてみる。
「ク・・・ク・・・クズグンジュック!?!?!?」
おばあちゃんがトルコ語でなんか言ってるけど
さーっぱり分からない。
私もテンパり過ぎて
トルコ語がまーったく出てこない。
とりあえず
クズグンジュックで降りたかったの!
ってことを猛烈にアピール。
すると
おばあちゃんが運転手さんに声を掛けてくれました。
何言ってるかまーったく分からないけど
私がクズグンジュックで降りそびれたことを
伝えてくれているんだろうな。
ってことは分かりました。
他のお客さんも巻き込んで、あーだこーだ
みんなトルコ語でいろいろ言っています。
ぴえん。
テンパってるのもあいまって
何言ってるんだか100%わからない!
やっぱり語学の机上の学習なんて
高が知れてるんだ。
思い知った瞬間でした。
もっともっと実践編を重ねないことには
喋れるようになんてならないんだ。
シュン。
私が撃沈している間にも
ミニビュスはずんずんずんずん進んで行きます。
運転手さんと同乗者のみなさんの協議の結果?
とりあえずこのまま乗っておけ!
的な雰囲気であることは分かりました。
一体わたしはどこまで連れて行かれるのだろう?
このまま終点まで乗って、折り返して
クズグンジュックに戻るって感じなのかなぁ?
それって何時間かかるんだろう。
本来だったら5分で着くはずだったのに。
調子に乗って
バスじゃなくってミニビュスになんて乗ったから。
ちーん。
と、思う反面
いやぁー、またもや、ディープな経験ができちゃったな♪
と思ったのも事実。
しばらくすると、反対車線からミニビュスが。
運転手さんが窓越しに
反対車線のミニビュスの運転手さんへ
大声で話し掛けます。
なんだなんだー?
どしたどしたー??
なにやら話がまとまったようで
私に向かって大声で何か言って来ます。
は?
あんだって??
相変わらず何言ってるんだか全くわからないものの
今ここで降りろ!と言われているのは確か。
もしかして~!
そうなんです。
運転手さん同士で話をして
私が反対車線のミニビュスに乗り換えることで
クズグンジュックに連れて行ってくれる
というプランだったのです。
やだぁ~、感動☆☆☆
『ハディハディ (早く)!!!!!』
と、反対車線の運転手さんに急かされ
ダッシュで乗り換え。
私、トルコにいる間
いろーんなひとに “ハディハディ” 言われます。
日本でもよく、マイペースだって言われますが。
トルコでもそうなんだ。。。
と、自分のマイペースさは万国共通であることを
認識いたしました。
さて。
反対車線のミニビュスに乗り込むと
乗車率100%以上の満員状態。
トルコ人のみなさんに
物珍しい目でジロジロ見られつつ
肩身狭しとポジション確保。
すると、クマみたいな体した
怖そうなおじさんにチョンチョンとされました。
ひぇ~。
と、ビクついたのも束の間
なんとも心がほっこりしたのでした。
クマおじさん、混雑する中にも関わらず
私に席を譲ってくれたのです。泣
ぴぇん。
そう。
私、トルコ人のこういうところ、すごく尊敬してます。
はぁ~?????
ってことも、まぁよくあるけど
当たり前にこうやって優しくできるトルコ人。
なにかと忙殺されて余裕のない日本人に
ちょっぴり欠けてる部分だな・・・
と、はっとさせられたりします。
ミニビュスに乗ったがばかりに
とんだ大冒険になってしまった
クズグンジュック行き。
やっとこさ、到着で~す。
ピンチ!な展開になる可能性も高いけど
トルコ人の優しさに触れられる率も高い
ミニビュス体験。
みなさまもぜひ、チャレンジしてみてくださいね~。