年明け一発目の国民的伝統行事。
今年ももれなく2日と3日は午前7時にテレビの電源ON!
毎年毎年、なーんでこんなにも感動するんだろう。
ひとが走ってる姿が、なーんでこんなにもドラマチックなんだろう。
それが魅惑の箱根駅伝。
走ってるあいだは、その個人にチームのすべてが懸かっていて
でも襷を繋いで行かない限り、ゴールへは辿り着けないわけで。
個人プレーのようなチームプレーのような。
そして毎年、「この大会が駅伝人生最後の走り」なひとたち(=4年生)がチーム内にいて。
下級生たちは、その想いも汲んで走るわけで。
選手のコンディションによっては、当日の朝、メンバーから外されることもあって。
代わりに選ばれたひとたちは、その想いも汲んで走るわけで。
そしてそれとは別に、個人個人の事情や背景があるわけで。
前年すごく強かったチームが、翌年にはシード権を失ったり
逆に、前年本選に出られなかったチームが、翌年には大健闘したり。
本人たちの襷をつなぎたいという気持ちとは裏腹に、繰り上げスタートという残酷なルールがあって
数秒間に合わずで、目の前で襷を渡すべくチームメイトが、繰り上げスタートしてしまったり。
例年は復路の鶴見で繰り上げスタートをめぐるドラマが繰り広げられるんだけど
今年はあまりにも東洋が速かったがために、もうひとつ手前の戸塚で繰り上げスタートがありましたね。
人間て、意識して動いてる部分て10%しかなくて、残りの90%は無意識で動いてるんですって。
90%も占めてるわけだから、無意識の部分の影響力ってのは絶大ですよね。
区間中、半分以上を不調の状態で走り続けた農大の子のあの気力。
繰り上げスタート直前で襷をつなぐことができる!と思いきや目前で倒れてしまったにも関わらず
這って襷をつなげた神大の子のあの気力。
意識がもうろうとフラフラしながらもスパートを賭けて勝負に出た中大の子のあの気力。
襷をつながなくちゃ・・・って、その強い想いが無意識の部分に働きかけて突き動かすんでしょうね。
本来だったら20km走るのなんてへっちゃらなくらい練習を重ねて来てるはずなのに
こんなドラマやトラブルが起こるのって、いかにメンタルの部分が影響してるかってことですよね。
だからこそ、毎年どこの大学が勝っても負けてもおかしくない。
それが箱根駅伝。
往路も復路もぶっちぎりで単独トップを走り続け、総合優勝した東洋大学。
普通だったら、その流れって正直観ててあんまり楽しくないはずなんだけど・・・
単独トップにも関わらず、最初から最後まですべての走者が力を抜かず、優勝を確信しても尚
限界ギリギリのところまで自分を追い込んで走っていました。
その結果、東洋は区間賞や区間新が続出。最終的には大会新記録を叩き出しちゃうんですものね。
はぁ~、すごい。
山の神こと柏原がいたからの優勝ではなく、監督の導き方がすごいんだろうなー。
ピンチに追い込まれていない状況でも全力を出し切るという、無意識の部分を目覚めさせることができたんだろうなー。
ま、要は、、、
東洋の酒井監督がカッコイイ♪ ってゆう、そういう締め括りです。
以上、第88回箱根駅伝の感想文でした☆
箱根駅伝の情熱大陸(勝手に命名) 『もうひとつの箱根駅伝』は1月8日16時半~@日テレの放映ですよ♪