ワードで効率よく作業するための方法(その1) | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

先週は繁忙期でもないのに更新をサボってしまって申し訳ありませんでした。仕事でもプライベートでもいろいろありまして、気力が失せておりました。

とはいえ、多分議会系のテープ起こしを多くしておられる方はほとんどそうだと思うんですけど、今はテープ起こしは一年通して最も仕事が少ない時期であります。よってちょっと時間があるので、今月はちょっぴり時間のかかる記事を書いていこうかなと思います。

何に時間がかかるかというとスクショを撮って画像加工するところだけなんですけどね。心に余裕がないとできないんですよ。

なお、スクショは全てワード2016の画面です。バージョンによって配置等異なることもございますので、御了承ください。

 

ワードのメニューは、今はリボン表示になっています。これが便利なのか不便なのかは意見が分かれるところかと思いますけど、私は作業中に画面上で資料を確認するスペースを確保したいので、リボンは通常隠した状態にしています。これはリボン右下の部分(下の図では押しピンの部分)をクリックすることで、常に表示と必要なときのみ表示の切替えができます。

なお、このスクショは通常リボンを隠している場合で、常に表示の設定にしているときは押しピンの代わりに「^」マークが表示されます。

 

それで、個人的に、リボンを常に表示していようが非表示であろうが、使いたい機能をこの中からいちいち捜し出してクリックするのは非常に面倒くさいです。

それに対して、ショートカットキーがあらかじめそれぞれ設定されてはいるし、自分でショートカットキーを好きに割当てすることはできるんですが、もう新たに覚えるのも脳の容量に限界があって難しいです。そんな余裕があれば新訂で変更になった用字例を覚えたいです。

 

その問題に対する解決策の一つが、ワードのクイックアクセスツールバーです。

これは、下の画面で赤枠で囲んだところですが、任意のボタンをワード画面の上部に配置する機能で、常に表示されますがコンパクトなので邪魔になりません。

 

ちなみに上記の画面はデフォルト設定を変更したものでして、通常はワード画面の一番上の青いところに表示されます。

御覧のとおりボタンを表示できる範囲が狭いため、私は設定変更しています。

 

この状態から、クイックアクセスツールバーの一番右の下矢印をクリックすると表示されるメニューの一番下にある「リボンの下に表示」をクリックすると、先ほどのようなグレーの部分にクイックアクセスツールバーが表示されるようになります。

 

ここまでが前置きで、ここからが肝腎の、どうやってクイックアクセスツールバーに必要なボタンを追加するのかというところです。

 

まず、リボンにあるボタンは、ボタンの上で右クリックすると出てくるメニューの「クイックアクセスツールバーに追加」を選択するだけでクイックアクセスツールバーに追加できます。

 

そして、リボンにないボタンについては、ちょっと面倒な作業が必要になります。

初めに、先ほどいじった「リボンの下に表示」の一つ上に、「その他のコマンド」というのがありますのでそれをクリックします。

 

すると、クイックアクセスツールバーのカスタマイズ画面が開きます。

操作としては、左の枠の中でクイックアクセスツールバーに追加したいボタンを選択し、真ん中にある「追加(A)>>」のボタンをクリックするだけです。それで、右側の枠の中にそのボタンが追加されていれば完了です。

 

ただ、この追加したいボタンを捜すのが結構面倒です。一番上の「コマンドの選択」のプルダウンメニューからそれがありそうなカテゴリーをクリックしてその内容を下の枠内に表示させ、その中から地道に捜すことになります。

以下の画像はそのプルダウンメニューです。

 

これでうまいことすぐ見つかればいいんですが、最悪上から三つ目の「すべてのコマンド」の中から捜すことになりますと、物すごい数がある上に漢字部分が音読みでの50音順になっていまして、非常に捜しづらいです。

具体的にはどういうことかといいますと、「引用文献一覧の挿入」「隠し文字」「右」が並んでいる状態です。最初の文字の音読みである「イン」「イン」「ウ」で50音順になっているということですね。(「用」が先で「し」が後なのは謎ですが)

最初私はこの事実に気づかず、「ない! でもあるはず!!」と全部を上から順に捜したりしていました……。

 

とはいえ、ボタンを追加さえしてしまえば、必要な機能をワンクリックで使えるようになります。皆さんもぜひクイックアクセスツールバーを活用してみてください。