「世知辛い」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

先日また大きな地震がありました。夜だったこともあり、11年前のことを思い出して本当に恐ろしい思いをされた方も多いのではないかと思います。心よりお見舞い申し上げます。

 

11年前の今頃、私はニュースや新聞を目にするたびに募金ぐらいしかできない自分の無力さにもどかしい思いをしていました。今も、あのときと同じような気持ちになっています。

 

はるか遠い国のこととお感じの方もおられるかもしれませんが、それを引き起こした国が海を挟んで接した隣国であり、また、それに賛同したり、自らも他国の土地を虎視たんたんと狙っていたりする国々がほかにもすぐ近くにあるため、距離は遠いのですが、例えば湾岸戦争よりもよほど近くで起こっている感じがします。

新型コロナウイルスの蔓延だけでも十分世知辛い世の中になってしまったと感じるのに、一体これから先どうなってしまうのか本当に不安でなりません。

 

さて、その「世知辛い」は、用字用例辞典の旧版から変わらず漢字表記なのですが、個人的についうっかり平仮名表記してしまいそうになるものですが、もともと「世知」という言葉があって、それに「辛い」がくっついた形でありますので、そのように覚えれば漢字で書くこともしっくりくる気がします。

 

ともかく、現状非常に苦しい思い、つらい思いをされている方々が、一刻も早く安心して暮らせるような状況になるよう心から祈っています。