最近こんなのばかりのような気がしますが、10年間違いに気づかなかったシリーズですorz
両方とも読みは「キジュン」で、意味は似ていて、用字用例辞典的には特に使い分けが必要ないのですが、法律等の中には「規準」となっているものがあり、話の内容によっては「規準」で表記しなければならないものがあります。
用字用例辞典にも旧版からしっかりその「法律により「規準」とも」という記載があるのですけど、私は完全に見落としていました。
それで、どのようなものが該当するのか、ちょっとネット検索してみたのですが、少なくとも、土地区画整理法、あと法律ではないのですが学習指導要領は「規準」のほうでヒットしました。ちゃんと調べてはいないので、ほかにもあるかもしれません。
ところで、私がこの違いに気づいたのが、資料の記載ではなく、会議内での発言からでした。
盛んに「ノリジュン」「ノリジュン」とおっしゃって、検索しても分からず困っていたら、そのうち「「モトジュン」になっているところがある」ということもおっしゃり始めて、この二つの言葉をキーワードとして検索をしたら、「規準」「基準」をそれぞれ「ノリジュン」「モトジュン」と呼ぶことがあることにたどり着きました。
あれですね、音を聞いただけでは全く判別できない「私立」「市立」を「ワタクシリツ」「イチリツ」と呼び分けるのと同じですね。
ただ、そのような呼び方をしているのを、私は10年この仕事をしていて今回初めて聞いたので、あえてそんなに言い方で分けていることはないのかもしれません。何しろ、私は上記で触れた「規準」を用いる関係の仕事をこれまでそれなりにしてきておりますが全く気づかなかったですから……。
恐らくほとんど「基準」でよいとは思いますけど、法律等の大きなルールの関係で「キジュン」が出てきたら、まずはどちらを用いるのか調べてみたほうがよいかもしれません。