ワードの置換で数字に単位字(億、万)を入れる | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

この間の読み上げ原稿の記事の、数字に単位字(兆、億、万)を入れる置換の方法です。

完全に私のメモ用記事です。

ネット検索でよくある、数字にカンマを入れる置換の応用なんですけど、あれは数字が4桁以上あれば、その間に数字三つごとにカンマを入れるというものです。

つまり、これをちょっと変えれば、億や万も入れることができます。

 

★事前準備として、原稿の数字を整えます。

まず、入っているカンマは置換して取り除きます。これは置換の画面で、「検索する文字列」にカンマを入れ、「置換後の文字列」に何も入れぬまま「すべて置換」を押すとよいです。

次に、数字は半角と全角どちらかに統一します。これは検索の画面のオプションの「特殊文字」で「任意の数字」を選び、「検索の場所」で「メイン文書」を選ぶと、数字だけが選択されますので、その状態でリボンのホームの左側、フォントの中にある「文字種の変換」から「半角」あるいは「全角」を選びます。

取りあえずここでは半角にしておきます。全角の場合は、以下の画面に出てくる[0-9]というのを[0-9](※数字だけが全角)にすればよいです。

 

そしてここからが本題です。

★先に、9個以上並んだ数字の右から8番目のものの左に、「億」を入れるよう置換します。

ポイントは、「ワイルドカードを使用する」にチェックを入れることと、検索方向を「上へ」にすることです。

(ちゃんと「上へ」にしていないと、変なところに入ります)

検索する文字列には ([0-9]{1,3})([0-9]{8})

置換後の文字列には 億

を入れています。

 

これで「すべて置換」をクリックすると、幾つかOKボタンが出た後、このように「億が入ります。

 

★同様に、「万」を入れます。

検索する文字列の「8」を「4」に書き換え、

置換後の文字列の「億」を「万」に書き換えます。

 

これで「すべて置換」を押すと完了です。

 

「0315万」が気になる方は、この後さらに「億0」→「億」にする置換なんかをかければよいでしょう。

さらにカンマを入れたい方は、

検索する文字列の「4」を「3」に書き換え、

置換後の文字列の「万」を「,」に書き換えて「すべて置換」すればオーケーです。

 

もっとスマートにできるかもしれませんけど、取りあえずのメモとして。

これをマクロに入れておくと、ワンボタンで全部できます。