この間の読み上げ原稿の記事の、数字に単位字(兆、億、万)を入れる置換の方法です。
完全に私のメモ用記事です。
ネット検索でよくある、数字にカンマを入れる置換の応用なんですけど、あれは数字が4桁以上あれば、その間に数字三つごとにカンマを入れるというものです。
つまり、これをちょっと変えれば、億や万も入れることができます。
★事前準備として、原稿の数字を整えます。
まず、入っているカンマは置換して取り除きます。これは置換の画面で、「検索する文字列」にカンマを入れ、「置換後の文字列」に何も入れぬまま「すべて置換」を押すとよいです。
次に、数字は半角と全角どちらかに統一します。これは検索の画面のオプションの「特殊文字」で「任意の数字」を選び、「検索の場所」で「メイン文書」を選ぶと、数字だけが選択されますので、その状態でリボンのホームの左側、フォントの中にある「文字種の変換」から「半角」あるいは「全角」を選びます。
取りあえずここでは半角にしておきます。全角の場合は、以下の画面に出てくる[0-9]というのを[0-9](※数字だけが全角)にすればよいです。
そしてここからが本題です。
★先に、9個以上並んだ数字の右から8番目のものの左に、「億」を入れるよう置換します。
ポイントは、「ワイルドカードを使用する」にチェックを入れることと、検索方向を「上へ」にすることです。
(ちゃんと「上へ」にしていないと、変なところに入ります)
検索する文字列には ([0-9]{1,3})([0-9]{8})
置換後の文字列には 億
を入れています。
これで「すべて置換」をクリックすると、幾つかOKボタンが出た後、このように「億が入ります。
★同様に、「万」を入れます。
検索する文字列の「8」を「4」に書き換え、
置換後の文字列の「億」を「万」に書き換えます。
これで「すべて置換」を押すと完了です。
「0315万」が気になる方は、この後さらに「億0」→「億」にする置換なんかをかければよいでしょう。
さらにカンマを入れたい方は、
検索する文字列の「4」を「3」に書き換え、
置換後の文字列の「万」を「,」に書き換えて「すべて置換」すればオーケーです。
もっとスマートにできるかもしれませんけど、取りあえずのメモとして。
これをマクロに入れておくと、ワンボタンで全部できます。