引き続きしゃれにならないバイトが入りました……。12月の繁忙期までには記事をストックしたいですが、できなかったらすみません。
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旧ルールでは平仮名表記一択だったのが、このたびの改訂により平仮名、片仮名、漢字と三つの使い分けが必要になってしまったものです。
ただ、非常に面倒くさいように見えて、意味は明確に異なるので、そんなに難しい使い分けではありません。
漢字のものは、明らかに文字から分かると思いますが、「古びて味わいのあること。枯れた渋い趣」(デジタル大辞泉より)などのときです。
そして平仮名は、日本語としては「錆」と記載できるとき、つまり、「空気や湿気などの作用で金属表面に生じる、酸化物や炭酸塩などの皮膜。鉄の赤さび・黒さび、銅の緑青 (ろくしょう) など」「わが身にもたらされる悪い結果」(デジタル大辞泉より)のときです。
最後に片仮名は、これは旧版には記載のなかった意味ですが、「日本風歌謡曲、ポップスなどの大衆音楽で、楽曲の聞かせどころをいう」(デジタル大辞泉より)であります。
個人的にうっかり間違いそうなのは、漢字で表記する場合だと思っています。というのが、あまり出てこないこともありますが、セットでよく用いられる「わび」は平仮名表記のままだからです。つまり、「ワビサビ」は「わび寂」という、あまり見かけない平仮名と漢字の組合せの表記になります。
もちろん漢字変換時に一発では出ませんので、単語登録しておくことをお勧めいたします。そうすれば忘れていても変換候補で出てくるので見逃さないはずです。(そうであってほしい)
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ふと思い立って久々に速記協会のホームページを見たら、7月の記事で触れた正誤表に追加が発生していました。見出しの訂正はなくてそんなに重要なものはなさそうな感じでしたが、8月以降正誤表を確認されていない方は御覧になられたほうがよいかもしれません。
この追加も、用字用例辞典購入者にはメールか何かで教えてほしいですよね……。