「何でこういう変更したんですか!!」(私の心の叫び。既に逆ギレ)案件です。
一見平仮名表記の「きく」が全て漢字表記になったかのようにも見えますが、それは違います。
旧ルールでは、「効く」は「限定して使う」とあり、用例は「薬・宣伝・肥料-が効く」、「きく」の用例は「気・目・応用・左手・修繕・暖房・賄賂・ブレーキ-がきく」「口をきく」とありましたが、新ルールでは、「効く」は「効果、効能」とあり、用例は「薬・宣伝・暖房・肥料・賄賂・景気対策-が効く」とあります。旧ルールで「効く」の項に記載のあった「限定して使う」がなくなり、用例では「賄賂」や「暖房」が「きく」から「効く」に移っていることから分かりますように、「効く」の範囲が大幅に広がっているのです。
デジタル大辞泉の「キく」の項を見ると、新ルールのほうが通常用いられる表記である旨補説に記載がありますが、7年半なれ親しんだ感覚はそうそう変えられるものではありません。納品前チェックリストに登録は不可避です。
このようにして、どんどんチェックリストの項目が増えていっています……。(そして冒頭の逆ギレへ続く)