昨日の関係ですね。というか完全に派生の表記変更になります。
あえてこれを別にする必要はなかったのではと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それにはちょっと理由がありまして。
というのが、私が見たのが、「混じる」と「交じる」の使い分けよりもこの「入り混じる」と「入り交じる」の使い分けのほうが先だったんですね。50音順に表示された新旧対照表を上から順に見ていきましたから。
それで、全くもってどう使い分けるかが分からなくて、用字用例辞典を見てみたんですが、そこには例示のみされており、「入り混じる」は「大小の粒が入り混じる」、「入り交じる」は「複雑な事情が入り交じる」とだけ記載されていました。これを見た私の脳内はクエスチョンマークのみしか浮かびませんでした。
その謎が解けたのが、大分後に「混じる」と「交じる」の使い分けについて調べたときで、そこから、もともとのものが区別できるのが「入り混じる」で、そうでないものが「入り交じる」なんだという結論にたどり着いたときに何か目の前の霧が晴れたような気がしました。
というわけで、複合語の使い分けで意味が分からないときは、元の言葉を見てみるとよいかもしれません。まあたまたまこの「入り交じる」「入り混じる」がうまいこと書かれていただけなのかもしれませんが。