こちらも旧ルールで記事にした言葉です。今回から使い分けが必要になりました。
用字用例辞典の用例から判断しますと、前の記事で書いた「構造」や「仕組み」などの意味で使われている場合が「立てつけ」で、辞書で「戸や障子などの建具の取り付け、またその開閉のぐあい」(デジタル大辞泉より)とあるのが「建てつけ」になります。
ここで「立てつけ」のほうを辞書から引用しなかったのは理由がありまして、これも前の記事で触れたと思いますが、デジタル大辞泉には記載のない意味であるからです。「立てつけ」という項目はあるのですが、意味は「続けざまに事を行うこと。立て続け」となっていて、明らかに「制度の立てつけ」などと使われるときとは意味が異なります。
一般社会ではそう聞かない気もしますが、国会議事録では相変わらず年間2桁後半ヒットしますので、そのうち辞書にも追加されるかもしれませんね。