私が結構最近まで勘違いしていたものです。
「鍵」は、まあ特に解説は要らないかもしれませんが、念のためいうと、「錠 (じょう) の穴に差し込み、開閉するための金属製の道具。キー」「錠前そのもの。錠」「物事を理解したり、解決したりするのに最も大切な事柄。キー」などで、「かぎ」のほうは、漢字だと「鉤」の場合で用字用例辞典では平仮名表記しますが、「先の曲がった金属製の器具。物をひっかけるのに使う。また、そうした形のもの」「長い柄の先に1(※先述の意味)が付いたもの。物にひっかけて引き寄せたり、武器にしたりする」「「鉤括弧 (かぎかっこ) 」に同じ」であります。(意味は全てデジタル大辞泉より)
例)そのことを鍵として、いろいろ考えていくべきだろう。
不用心なことに、鍵が開けっ放しになっていた。
どのかぎ型の道具をとってほしい。
基本、そんなに間違うことはないのではないかと思うんですが、個人的には「かぎ括弧」が危険な気がします。
なにしろ私は、用字用例辞典で調べるまで「鍵」で表記するものと思っていました。引用したデジタル大辞泉の意味の最後にあったとおり、「かぎ括弧」の「かぎ」は漢字だと「鉤」ですけれども、ついつい何度出てきても「鍵」で表記してしまいます。
でも、よく考えなくても、かぎ括弧の形は、どう見ても「鍵」ではないですよね……。「鍵」は「キー」のときというのをしっかり頭に焼きつけておきたいです。