漢字では「紐」と書ける場合ですが、用字用例辞典では平仮名表記になります。
辞書にある意味のうち、「物をしばったり束ねたりするのに用いる細長いもの。ふつう、糸より太く、綱より細いものにいう。布・麻・化学繊維・紙・革などで作る。ひぼ」「物事を背後から支配すること。引き替えの条件」(デジタル大辞泉より)がよく会議では出てきます。
例)ブラインドのひもが切れてしまった。
使途が定められた補助金を、ひもつき補助金という。
自治体関係の仕事では、「ひもつき」という形で用いられる後者のほうがよく出てきます。
また、辞書には、「女性を働かせて金をみつがせる情夫」(デジタル大辞泉より)という意味も載っています。
これは特に用字用例辞典に項目はないのですが、俗語であることから、用字用例辞典冒頭にある「見方・引き方・使い方」の12ページの4にあります俗語は片仮名表記というルールにのっとり、片仮名表記になると思われます。
ちなみに、このほか辞書には「ホタテガイ・アカガイなどの外套膜 (がいとうまく) の部分」(デジタル大辞泉より)という意味があるんですが、これも調べたら俗語であるようだったので、「ヒモ」の表記でよいのではないかと思います。
が、この片仮名表記と思われる二つは、国会議事録を検索してもヒットしなかったため、こうであると自信を持って言い切れません。申しわけありません。