「喧騒」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

この間球場に行ったときに、たまたま隣で並んでいた方と同年代だったので待ち時間にちょっとお話をしていたら、「人が多いと疲れますよね」ということで意見が一致しました。

いや、東京など大都会にお住まいの皆さんからしてみたら、広島市なんかは人が少ないと思われるかもしれませんが、生まれてこのかたJRは最大30分に1本の田舎住まいで、しかも現在は家に一人でずっといる私からしてみたら、常に周囲に気を配りながら歩かないといけないとか、それだけでげっそりします。というか、先日も帰宅してぐったりしてしばらく動けませんでした。

 

都会はいいなあと思うこともある反面、あの喧騒の中では絶対暮らせないなとしみじみ思うきょうこのごろですが、その「喧騒」は、ほかにもいろいろ表記できますが、用字用例辞典では「喧騒」と表記するルールです。

「騒」を、同じ意味、同じ読み方を持つほかの漢字「譟」や「噪」で表記されているのを見かけることが多いですし、変換候補としても出てきますので、そう間違ってしまうことも多いかと思います。

 

ちなみに間違いがちな「譟」や「噪」ですが、日本語としては、「騒がしい」という動詞のときでも「騒」同様に表記できるようです。もちろん用字用例辞典的には「騒がしい」一択ですし、一般的に見かけるのも「騒がしい」がほとんどですが、知っていたら何か役に立つときがあるかもしれません。