これも、きのうの記事に引き続き、用字用例辞典では私が思っていたのと違う表記が用いられる言葉です。
私はこれまでずっと「燻蒸」と思っていましたし、私がいつも意味の確認に使っているデジタル大辞泉にも「燻蒸」という表記しか書かれていないんですが、用字用例辞典では「薫蒸」と表記するルールとなっています。
まあ確かに、農作物の栽培のために土壌に薬剤を行き渡らせて全体を消毒したり、木材に防虫剤をしみ込ませたりするのは、「いぶす」とはちょっと違うかもしれませんが、「薫る」ともちょっと違うような……。
とはいえ、そういう個人の思いは関係なく、ルールですから、用字用例辞典に従うしかありません。覚えるのみです。