「脇」も読みは同じです。辞書では一つの項目として書かれていますが、用字用例辞典に従うと分けて表記する必要があります。
用字用例辞典には例だけが記載されており、「脇」のほうは「脇に置く」「脇腹」「脇見」「脇道」「脇役」「両脇」と、ちょっと平仮名で書きたいような気のするものもまじってはいますが、皆様も予想したとおりのラインナップではないかと思います。
では「わき」のほうはといいますと、こちらは例で「わきの下」とだけ書かれています。つまり、辞書に記載されている「両腕のつけ根のすぐ下のところ。また、体側と肘との間。わきの下」(デジタル大辞泉より)の意味のときは平仮名表記ということでよいでしょう。
つまり、「脇腹」の「ワキ」は漢字で、そのちょっと上の部分になると平仮名表記という微妙な使い分けになりますが、間違わないように記載していきたいです。