用字用例辞典では、「何でこれを平仮名表記するんだ!」というのがたまにあります。
これもその一つで、四文字熟語ですが全て平仮名表記するものになります。以前も「けんけんごうごう、かんかんがくがう」を記事にしておりますが、同じパターンです。
漢字で記載すると「丁丁発止」、意味は「激しい音を立てて、刀などで打ち合うさまを表す語」「激しく議論をたたかわせ合うさまを表す語」であり、平仮名にすると何か別物のようというか、その意味がとりづらくなるように個人的には思うんですけど、用字用例辞典では平仮名表記になります。
例は、私も使ったことのない言葉なので、きょうは国会議事録から引用させていただきます。
例)英語でちょうちょうはっしやりとりができる弁護士さんというのは、実は政府も必要としている。
(平成30年2月30日、衆議院予算委員会第三分科会、河野国務大臣の発言より)
日常会話ではそんなに使うことはないと思いますけれども、国会議事録で検索したら過去5年で20件以上ヒットしました。会議によってはまれに使われることもあるのかもしれません。
(国会は非常に会議の回数が多いので、過去5年間で5,600余り議事録があるうちのたった20件余りのヒットです。多いものではないです)