この仕事を始めてすぐに自分の過ちに気づいたものの、いまだに苦手な表記です。
いや、普通に「髪を切った」とかなら別段間違わないんですけれども、問題は複合動詞になったときです。
ほかの複合動詞は、例えば「また繁忙期がやってくる」の「くる」のように平仮名表記になることが非常に多いんですが、この「切る」に関してはなぜか漢字表記なのです。
例)「使い切れないほどお金がある」とか言ってみたい。
そう言い切っても大丈夫かな。
やることが多過ぎて対応し切れない。
特に苦手なのが上記例の最後の「し切れ」で、ついつい平仮名表記にしてしまうことはや7年近く、全然この癖が直りません。もちろん納品前チェックリストには入りっ放しです。
あと気をつけなければいけないのが、例外があって、なぜか「やりきれない気分」のときの「きれ」は平仮名表記になります。
ちゃんと用字用例辞典で「気分」までついているので、つまり、
例)何だかやりきれない気分だ。
最後までやり切れなかった。
と、同じ動詞でも、一方は例外表記表記が分かれることとなります。めったに出てくる言葉ではないですが、注意が必要です。