きのうの記事を書いていて、こういうのはほかにもあるよなと真っ先に浮かんだのがこちらです。
同じく、名詞の場合は送り仮名なし、動詞の場合は送り仮名ありです。
これは最も出現頻度の高いほうのグループにある言葉で、会話では必ず出てくると言っても過言ではないでしょう。
しかも、両方のパターンがまざり合って出てくるので、この仕事を始めてすぐのころはよく間違えていましたし、ATOKもこれまでは学習がなかなかできないようで、変換ミスも多く、聞き直しや最後のチェックのときに発見されることが多いです。
なぜかというと、このように意味は全く同じなのに使い分けをしないといけないからです。
例)きのうもお話をしました。
きのうもお話ししました。
上記は、漢字表記するとわかりづらいですが、音としては二つの「し」の間に「を」が入っただけです。
こんな微妙な感じの言葉なのに、数は非常に多く、最後に一々チェックをしていては日が暮れてしまいますから、私は聞き直し前に、その議事録の中の「話」という漢字をワードの置換機能でピンク色に一発変換しています。(左下のオプションボタンをクリックしたら、書式の設定のボタンがさらに左下に出てきて、その一番上にフォントがあります)
最近、複雑な分かれ道なんかを色分けして表示していることからもわかりますように、ただ言葉を見るよりも、色が違うほうが認識しやすいです。「話」も、気をつけてチェックしようとしてもそのままだと幾つか見落としてしまいますが、目立つ色にしていると絶対に見落とさないのでお勧めです。