きのうの記事の続きです。
とはいえ内容的にはちょっと違っていて、「吹く」「噴く」の意味そのままなのに、なぜか「出す」がつくと勘違いしそうになってしまうというものです。
例えば、「たばこの煙を細くフキダシた」のときはどちらでしょう?
この場合の「フく」は「息と一緒に口から出す」の意味ですから、答えは、「たばこの煙を細く噴き出した」です。
私だけかもしれませんが、なぜか「噴き出す」よりも「吹き出す」を使ってしまいたくなります。
しかし、「吹き出す」のほうなのは、
例)台風が近づいて、強い風が吹き出した。
あの人はまたほらを吹き出したよ。
何かの合図なのか、彼は笛を吹き出した。
などで、どちらかというと「噴き出す」を用いるほうが多いような気がします。
これも、うっかり変換ミスをして見逃しがちなので、ちょっと注意をしておいたほうがよいかもしれません。