きのうの記事の「接ぐ」と同様、辞書では一つの項目として書かれており、そのうちの一つの意味に(「●●」とも書く)という記載があるものです。
辞書の記述をそのまま引用しますと、
1.あいている箇所に物を詰めたり、覆ったりする。すき間や穴をなくする
2.耳・目・口などを手で押さえて覆う。また、目・口を閉じる
3.行く手に物を置くなどして通行や流れをさまたげる。はばむ
4.場所を占めて、他に余地を与えない
5.与えられた役目などを果たす
6.(「鬱ぐ」とも書く)気分がすぐれず、ゆううつな気持ちになる
とありますが、用字用例辞典で平仮名表記する場合の漢字は「鬱」、そしてその使用例に「気がふさぐ」とありますので、明らかに6の意味のとき、用字用例辞典のルールでは平仮名表記することとなります。
私は個人的には、「鬱ぐ」を「ふさぐ」と読むことができるのも、上記5番の「ふさぐ」に「与えられた役目などを果たす」という意味があることも今知りました。
辞書で調べると、このように自分の物知らずが実感できて、謙虚な気持ちになり、もっといろいろ勉強しなければという思えますので、このブログを書く作業は、用字用例辞典の表記を確認して間違いをなくすことにとどまらず、私にとっては重要です。