結論から言います。全部平仮名表記です。
具体的にいいますと、まず、「とじる」です。
これは、「重ね合わせた紙などに糸を通したりして、一つにまとめる」「縫い合わせる」「汁の多い煮物で、かきまぜた卵などをかけ、具がまとまるようにする」(デジタル大辞泉より)の意味があります。
私は最後の意味の「とじる」もこの字で書けることを知らなかったんですが、用字用例辞典でも平仮名表記であるので間違いはなく安心です。
ただ、「一つにまとめる」のほうはちょっと心配であります。
例)ホウレンソウをたくさんもらったので、卵とじにした。
この書類をあのファイルに一緒にとじておいて。
次に、「つづる」です。
これは、「欠けたり破れたりしたところをつぎ合わせる。また、とじる。とじ合わせる」「言葉をつらねて詩歌や文章を作る」「仮名やアルファベットなどを並べて単語を書き表す」(デジタル大辞泉より)の意味があります。
ごらんのとおり、最初の「とじる」と同じ意味も含まれていますが、そのほかも何だか漢字で書きたいような気がしますが、用字用例辞典では平仮名表記です。
例)資料は、この一緒につづった書類の最後にあります。
つらつらと思うままに文章をつづった。
最後は、「はぐ」です。
これは日本語としては「接」で書かれることが多いのですが、「綴」でも表記することができます。ただし、用字用例辞典では平仮名表記するルールです。
例)余った布を継ぎはぎして小物入れをつくった。
以上、全部平仮名と覚えておけばよい簡単なものですが、何か漢字で書きたくなるような部分もありますので、注意が必要です。
なお、実際の会議では、上記のいろいろ挙げた中で、「書類をとじる」「書類をつづる」が比較的よく出てくる気がします。(私の受けている仕事では)