「最も」 or 「もっとも」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

発音は同じですが、意味も使い方も明確に異なるものです。

「最も」は、漢字表記なのでおわかりでしょうが、「比べてみて程度が他のどれよりもまさることをあらわす。一番。何よりも」の意味、「もっとも」は、「道理にかなっていること。なるほどその通りだと思われること。また、そのさま。当然」「前の事柄を肯定しつつ、例外あるいは一部相反する内容を補足するときに用いる。とはいうものの。なるほどそうだが。ただし」などの意味です。(意味は全てデジタル大辞泉より)

 

例)12月に最も大きい値を示した。

  もっとも、必ずそうであるわけではない。

 

記事にはしてみましたが、間違うことは余りないような気がします。ただ、このように意味は異なるものの、この二つの言葉は語源が同じということです。これまでこのブログで表記を間違いそうになるため記事にした言葉は語源が同じで意味も似た部分があることが多かったんですけれども、こういうパターンもあるということです。