「二十」 ※新訂にて変更 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

用字用例辞典では、数字は原則アラビア数字表記で、概数、例えば「2人か3人」を意味する「二、三人」のときなどは漢字表記という例外ルールがあります。

ですがきょうの表題のこれはもちろん概数ではなく、読みは「ハタチ」、つまりは「20歳」を意味する場合の表記です。恐らく一般的には表題の「二十」に「歳」をつけて表記することが多いのではないかと思うんですけれども、用字用例辞典では「歳」抜きの「二十」と表記するルールとなっております。

 

さて、この二十は、 1876(明治9)年の太政官布告以来長い間日本で成人を迎える年齢とされてきましたが、先ごろ成人年齢を二十から18歳に引き下げる民法改正案が可決され、2022年の施行に向けた動きが始まりました。

私の生まれる前からというか1世紀半近く続いてきたこと、変わるとかけらも思ったことのないことが変わるということで、世の中変わらぬものはないのだなあとしみじみ思うきょうこのごろです。