「市政」 or 「施政」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これが出てくると、いつも辞書で確認してしまいます。

いや、意味は文字そのまんまなんですよ。「市政」のほうは「地方公共団体としての市の政治」で、「施政」のほうは「政治を行うこと。また、その政治」(ともにデジタル大辞泉より)ですから。

ただ、市議会でこれが出てくると非常に惑います。特に、

 

例)

▲▲市長「●●議員から、私の市政にかける思いを伺いたいとの御質問ですが、先日の施政方針演説でも述べましたとおり……」

 

このような感じで入り乱れて出現することがありまして、打っていて「市政」なのか「施政」なのかわけがわからなくなりますし、理解していてもうっかり変換ミスなんていうこともあり得ます。

しかもですが、議会の仕事は大抵非常にチェックが厳しいですから、こういう凡ミスは非常にまずいというか、クレームのもとになります。私は「市政」と「施政」は起こした後に文字色を一括変換して、見直しのときに絶対にミスを見逃さないようにしていますが、何らかの注意が必要な言葉であると思います。

(※ただし、当然ながら議会以外の仕事なら間違ってよいしクレームがないというわけではありません)