「寂しい」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

私ごとではありますが、2カ月前に、十五年余り一緒に暮らした猫を亡くしました。

私は以前、このブログで、テープ起こしの作業は孤独な作業に耐えられる人が向いている旨述べたと思います。そして私は自分自身がそうであると思っていたのですが、どうもそれはずっと猫が一緒だから平気だっただけのようで、繁忙期には、締め切りに追われて1分1秒も惜しい中、パソコンの前に陣取ってなでてもらって満足するまでどかないという猫あるあるにどれだけ癒やされていたかを心底思い知り、また、繁忙期が終わって時間に余裕ができた今は、ただただ空虚で、味気ない毎日を送っているわけでございます。

日が上ったら休み関係なく朝御飯を要求して私の顔に繰り出す猫パンチ、そのほか何かしてほしいときは顔を見上げて「にゃあ」と鳴いて、私のしたことが要求と違ったときは二度見でだめ出しする姿がもう見られないというのは、本当に寂しくてなりません。(※完全にお猫様の奴隷です)

 

私の今現在の心境を最もよくあらわすこの「寂しい」という言葉は、「淋」という表記もありますが、用字用例辞典では「寂しい」一択となります。

「淋」の字を使う言葉はほかにも幾つかありますが、「滴り落ちる」の意味の「りんり」は平仮名表記であり、国会議事録を検索してもヒットするのは病気の名前のみでありますから、会議の内容にもよりますが、ほとんど「淋」の字を使うことはないでしょう。

 

きょうの記事は完全に本来の内容がついでですが、そういう日もあるということでお許しください。

またあの子が毛皮を変えて帰ってきたときにおいしいものをいっぱい食べさせてあげられるよう、しっかり働いて稼いでおこうと思います。