「観賞」 or 「鑑賞」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

本ブログはすっかり私の無知をさらす場という様相を呈しておりますが、私はこれらがそもそも日本語として別物であることを知りませんでした。

辞書を調べますと、それぞれ別に項目立てしておりまして、「観賞」のほうは「物を見て、その美しさや趣などを味わい楽しむこと」、「鑑賞」のほうは「芸術作品などを見たり聞いたり読んだりして、それが表現しようとするところをつかみとり、そのよさを味わうこと」(ともにデジタル大辞泉より)とあります。

 

例)遠方の美術館でクロード・モネの展覧会が開催されたので、そのすばらしい作品の数々を鑑賞するために赴いた。

  川沿いをそぞろ歩きながら、闇の中美しい光を放つホタルを観賞した。

 

言われてみれば、「観賞魚」は「観賞」であって「鑑賞」ではないですね。

40歳過ぎても日本語について学ぶことは尽きません。