「割り引く」 or 「割引」 or 「割引き」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

きのうの記事で「受付」についてちょっと触れましたが、そのパターンにちょっとひねりの入ったものです。

 

「受付」同様、「割り引く」と動詞のときは両方送り仮名が必要ですが、「割引」と名詞になると送り仮名が要りません。

そして「受付」のときは出てこなかった「割引き」はどういうときに使うかというと、「1割引き」と数字がついたときです。

 

つまり、

 

例)この商品の販売価格は、定価の1割引きだ。

  この商品は、定価から10%割り引いた価格を販売価格とした。

  この商品の割引率は10%だ。

 

と、同じ意味のことを言っていても表記は異なります。

「割」は簡単なようで難しいです。