ちょっと意味不明なタイトルになってしまいました。
大分前に「一つ」はいろいろな表記があって使い分けが非常に面倒という内容のことを記載しましたが、その関連です。
とにかく多いので、列記してみます。
★漢字表記のもの
・一昔 (ひとむかし)
・一思いに (ひとおもいに)
・一かけら (ひとかけら)
・一かど (ひとかど)
・一たび (ひとたび)
・一通り (ひととおり)
・一目 (ひとめ)
・一山 (ひとやま)
・一くくり (ひとくくり)
・一方ならぬ (ひとかたならぬ)
・一寝入り (ひとねいり)
・一もうけ (ひともうけ)
・一ところ (ひとところ)
★平仮名表記のもの
・ひところ
・ひとしお
・ひときわ
・ひとまず
・ひとたまりもない
・ひととき
・ひとしきり
大分省略しましたが、用字用例辞典に記載されているものは圧倒的に漢字表記のものが多いです。
正直「一かど」なんかは私の使っている日本語入力システムでは単語登録しないと出てこないですし、漢字か平仮名のどちらかにしてほしい気持ちでいっぱいです。
ところが用字用例辞典で「一」という項目を見ますと、基本の表記は漢字で、上記平仮名表記で挙げたものだけが例外として平仮名表記であると記載されていまして、用字用例辞典のルール上は「一」が基本の表記ということであります。
「一つ」も含めて、「一」は非常に表記を間違いやすいものであると言えましょう。