「曝気」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

前の記事で、化学物質にさらされようが、隠しておきたいことをばらされようが、どちらも用字用例辞典上は「暴露」であるということを記載しました。

では「曝」の字は全て「暴」と書くのかというとそうではなくて、「曝」の字のほうを使う言葉もあります。それがこの「曝気」です。

 

日常生活ではまず用いられない言葉であると思いますので解説しますと、用字用例辞典に載っている意味は「空気に触れさせる」で、よく下水道関係の話の中で出てきます。

これだけではわかりづらいので辞書を引いてみますと、「下水処理で、微生物が有機物を分解するのに必要な酸素を供給するために、空気を吹き込んだり攪拌 したりすること。気曝」(デジタル大辞林より)ということでした。

 

余り使うことのない言葉かもしれませんし、「曝」という字も使うことがあるということだけを覚えておかれるとよいのではないかと思います。というか、やはり表記をしっかり覚えていないものは一々調べることが大事なんだろうと思います。