「印」 or 「しるし」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

前の記事を読んでいただいた方は、何となくこの使い分けの仕方がわかっていただけるのではないかと思います。

そうです、兆しや徴候をあらわすときは平仮名表記の「しるし」なんですね。

 

例)今立っている場所にをつけておいて。

  金利の上昇は、景気回復のしるしだ。

  ニューヨークには、日米友好のしるしに日本から贈られた桜がある。

 

これは辞書では、別項目だった「記す」「しるす」と違って、同じ項目で書かれています。通常は「景気回復のしるし」や「友好のしるし」も漢字表記されていることもあるかもしれませんが、用字用例辞典上は平仮名で表記するルールということなので、間違いやすいであろう言葉です。非常に注意が必要です。