前の記事を読んでいただいた方は、何となくこの使い分けの仕方がわかっていただけるのではないかと思います。
そうです、兆しや徴候をあらわすときは平仮名表記の「しるし」なんですね。
例)今立っている場所に印をつけておいて。
金利の上昇は、景気回復のしるしだ。
ニューヨークには、日米友好のしるしに日本から贈られた桜がある。
これは辞書では、別項目だった「記す」「しるす」と違って、同じ項目で書かれています。通常は「景気回復のしるし」や「友好のしるし」も漢字表記されていることもあるかもしれませんが、用字用例辞典上は平仮名で表記するルールということなので、間違いやすいであろう言葉です。非常に注意が必要です。