「最中」という言葉は、全く同じ意味で読みが幾つかあります。
そのうち、用字用例辞典によるルールでは、漢字で記載するのは一つだけで、それは「サイチュウ」と読む場合です。
例)部屋に入ると、議論の最中であった。
また、「サイチュウ」と同じ意味で「さなか」と読む場合がありますが、こちらは平仮名表記となっております。
例)部屋に入ると、議論のさなかであった。
これまで紹介した中でよくありました、漢語は漢字表記、和語は平仮名表記のパターンですね。
よくあるパターンとはいえ、意味は全く同じものですから間違いがちなので、注意が必要です。
あと、ちなみにですが、現在はあまりその意味では使われていないとは思いますが、「もなか」と読む場合も実は「最中」「さなか」と同じ意味があります。
今はお菓子の意味でしか使われていないと思いますけれども、お菓子の場合も平仮名で「もなか」と記載することになっています。