「雄」「雌」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これは、一般的に片仮名か漢字どちらかの表記をよく見るものだと思いますが、私が自分で文字を手で書くときは、画数が圧倒的に少ない片仮名で記載していました。
雌なんか、片仮名だと全4画なので、漢字だと部首すら書き終わりませんから。(※筆者は、大変な面倒臭がりです)
キーボード入力だとどちらでも手間は同じなんですけれども、ほかの例に漏れず、つい今までの癖で片仮名変換してしまいそうになり、途中ではっと気づいて漢字に再変換するというのが、私のいつものパターンです。
一応気づくので納品前の検索まではしていませんが、ちょっと気をつけているものです。

ここまで書くと、ほかの記事の言葉とは違って余り気をつけなくてもよさそうですが、一つだけ気をつけなければならないことがあります。
それは、「おんどり」「めんどり」と書くときは平仮名なんですね。漢字で書くとすると「雄鳥」「雌鳥」の場合です。
しかもこれは、平成24年に改訂された用字用例辞典の初版では漢字表記で載っていて、発行元の日本速記協会から、2015年の9月に誤字脱字があったとして平仮名への訂正が発表されたものなのです。
非常に使用頻度の低い言葉ではありますが、違った意味で危険ですね。

なお、このほかにも幾つか誤字脱字が日本速記協会のホームページ で公開されていますので、用字用例辞典の初版をお持ちの方はごらんになられたほうがよいかもしれません。