「飲む」 or 「のむ」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これは辞書では一緒くたに書かれているんですが、使い分けが必要なものになります。
用字用例辞典の例に基づいてデジタル大辞泉 に記載されている意味で分けますと、「飲む」は1の「飲食物を口から体内に送り込む」だけが相当し、それ以外の、「吸い込む。吸う」「見くびる。また、圧倒する」「受け入れる。妥協する」「外に出さないでこらえる」「隠し持つ」「のみ行為をする」は「のむ」のほうになるようです。

(例)花粉がたくさん飛んでしんどいので、アレルギーの薬を飲んだ
   涙をのんで諦めた。
   やめなければと思いつつ、たばこをのまないと目が覚めない。
   その案をのまざるを得なかった。
   息子の晴れ舞台を、唾をのんで見守った。

意味だけ見ると面倒そうですが、例を挙げてみると結構わかりやすいですね。
ただし、用字用例辞典には「蛇が卵をのむ」とあるので、これだけは間違えやすいかもしれません。

-------------------------

さて、3月から4月にあった繁忙期を何とか終えて、やっと一息ついていたら、もう次の繁忙期が近づいてまいりました。
3月同様十分に記事を予約投稿しておきますけど、平日でも更新がない場合は、うっかり予約投稿の日時を間違えたか力尽きたということで、生暖かく見守っていただきたいと思います。
もし力尽きてしばらく更新がなくとも、繁忙期が終わったら復活すると思いますので、その場合もよろしくお願いいたします。