「実働」 or 「実動」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これは、非常にまぎらわしい言葉二つではないかと思います。しかし、辞書にもきちんと別の意味として載っている言葉です。
デジタル大辞泉には、「実動」は「実際に車両や機械などを運転すること。また、実際に稼働すること」で、「実働」は「実際に仕事について働くこと」とあります。
こう意味だけ言うとわかりづらいですが、例を挙げればわかりやすいかと思います。

(例)きょうは休憩が30分しかとれなかったので、実働台数は8時間半だ。
   この機械の実動台数は、1台しかない。

両方ともそんなに出てくる言葉ではないので、うっかり見落としてしまいがちだと思いますが、意味が全く違うので、注意が必要です。