「ファスト」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これは、英語の「fast」、日本語では「素早い」などの意味がある言葉のことですね。
某夢の国のシステム「ファストパス」ですっかりおなじみですが、日本では「ファースト」の発音ですっかり定着している場合があります。
それは、マクドナルドやロッテリアなんかをざっくり指す言葉、いわゆる「fast food」というやつです。
いかがでしょう。日本では、「ファーストフード」と伸ばして発音されているのをよく耳にしませんでしょうか。

ところが、用字用例辞典では「ファースト」と伸ばして記述するのは「first」のほうであり、「fast」は「ファスト」になっております。
よって、用字用例辞典のルールに従うと、「ファストフード」と記述するのが正しいことになります。

しかしながら、これまで生きてきた中で数十年聞き続けた言葉ですし、実際「ファースト」と発音している方のほうが圧倒的に多いものですから、反射的に「ファースト」と入力してしまいます。
頭ではわかっているのですが、残念なことにもう年も年なので、なかなか新たな事象に対応できないのです。

というわけで、「ファスト」のほうが入力キーは少ないのですが、間違いを消してやり直すより早いので、読み「ふぁーすと」⇒変換後「ファスト」で単語登録をして、手間と過ちを減らせるようにしております。