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で動詞の「たつ」について触れましたが、ついでに名詞について触れておきましょう。
「たつ」と読む名詞に何があるかといいますと、ぱっと浮かぶのはいわゆるドラゴンぐらいではなかろうかと思います。
これは「龍」ではなくて「竜」のほうが正解になります。
これだけでは内容が薄過ぎるので記事としてはあれですが、これには例外があります。
十二支の場合は平仮名なんですね。あえて漢字で書くとすると「辰」の場合ですが。
これはなぜかといいますと、「辰」の漢字だからというのではなくて、理屈抜きで、用字用例辞典の基本ルールで「十二支は平仮名記載」というのがあるからです。
ちなみに、このルールにのっとって、本来漢字で書く「犬」や「猿」、片仮名で書く「ウサギ」なんかも平仮名表記になります。めったに出てくることはないですが、覚えておいたほうがよいルールです。