タイトルを見て、そのそも「明く」という言い方をするのかということに疑問を持った方もおられると思います。
これは、例えば「らちが明かない」といったときに使います。
そして、残りの「あく」は、漢字で書くとすると「空く」「開く」の場合です。
つまりは、「あく」はほとんど平仮名表記であると思っていただければ、間違いないです。
(例)手があいたので、ほかの人を手伝った。
余りのことにあいた口がふさがらなかった。
これまで挙げたほかの記事の言葉とは違い、かなりわかりやすいですね。
ただ、これをあえて取り上げたのには、理由があります。
それは、平仮名で書くほうの「あく」には例外表記があることです。
それは、「空き○○」という場合です。
例えば、「空き缶」「空き家」ですね。
私は最初「あく」は基本平仮名と覚えていたので、間違った表記をしてしまっていましたが、あるとき用字用例辞典を「空き家」で引いてみたら漢字の表記であったので、慌てて「あく」を引いてみてようやく、注意書きがあることに気づいたのでした。
ちなみにこれも、気づいたときに声が出ました。これ以来、用字用例辞典を引くときには例外表記があるかないかに気をつけて項目を確認することにしています。(それまでは、最初の表記だけ見ていました)
「かわる」
の記事などでもこの注意書きに触れましたが、結構ほかの表記にもあります。
用字用例辞典の記載は、項目の最後までしっかり見ることをお勧めいたします。