第四回 ジャズセッション参加 | タップダンスとジャズピアノ! 

タップダンスとジャズピアノ! 

ジャズピアノをやっています。
(実は、タップダンスは少しお休みをしています。)

最近は、何とかジャズのセッションに参加しています。周りの方と比べると毎回落ち込むばかりですが、音を出すことの楽しさを少しずつ感じながら頑張っています。

昨日、キンシチョウのセッションに参加してきた。

 

この日も土曜日の昼間というのにお客さんは大盛況で最終的に20人ほどの来場者となった。

みんな上手い。嫌になるほど上手い。

 

僕としては、ここ半年ほどは順調にきていたセッションだが、この日の演奏は最近では最低の出来となった。普通、フライミートゥーザムーンはボサノバで演奏していたが、今回フロントのサックスの人が、僕に気を使って簡単なコードであるこの曲を選んでくれたが、成り行きで4ビートで演奏することになった。

 

ところが、この4ビートの感じがなかなかつかめない。簡単なコードなのでミスタッチがあった訳ではないが、何となく全体がまったりし過ぎていて演奏の途中で自分の演奏の不甲斐なさで恥ずかしくて顔が熱くなった。リズムを変えただけなのにこんなに演奏しづらいなんて初めて経験した。

 

 

 

 

「描写してみよう。」

 

この日の自分の演奏は、書くと自分で落ち込んでいくだけなのでこの日参加していて人を自分勝手に描写してみようと思う。

 

まずは、ここのお店のオーナー。おそらく僕と同じくらいの年齢だと思う。ジャズが好きでこのお店を始めたという雰囲気ありありで自らドラムを叩く。自分が使う楽器だけあってかなりの金額を掛けているようだ。確かに音はいい。僕がこの店に3回くらい行った時、最初に受付表に名前を紙に書くのだが、書かずに通してくれるようになった。多分、名前を覚えてくれたようだ。さすがと思った。昨日も名前を聞かれずに通してくれたので気持ちよく席に着くことが出来た。そこで聞かれた。「あの~、お名前は?」

 

多分、名前は奥さんが覚えてくれているようだ。

 

 

この日、お客として来ていたテナーサンクスのプロの方。

セッション開始から2時間くらい遅れてやってきた。20代かな。見た目はとっちゃんぼうや風だが、アドリブになるとやっぱりすごい。演奏に物語があるし、強弱の付け方、間の取り方など自由に演奏している。少しだけ話した感じも謙虚だった。実は、最初に僕と演奏することになり、僕が初心者ということで「イパネマは、どうですか?」と振ると、「前の曲もボサノバだったので、4ビートにしませんか?イパネマは今度にしましょう。」とやんわり断られた。そして酒バラを演奏。いや~、プロと演奏して邪魔しないだけでもよかったかな。

でも、僕は知っている。今度が、ないことを。

 

 

そのプロと一緒に来ていた20代のピアニスト。おそらくこの人もプロ。

少し小柄で猫背。あまり冴えない服装だが、顔立ちはそこそこ悪くない。ただ演奏中は無表情で何を楽しくて演奏しているか分からない。アドリブに入ると小節の途中で鼻を触っていた。それでプロと分かった。(今度、僕もやったろかいな)この人、本当にピアノを弾くことがつまらないのかなと思っていたが、最後の演奏の時に近くで聴いてみた。自分のアドリブになると口元がピースの又吉みたいに微妙に笑っている。もしかしたらいい奴なのかもしれない。

 

 

アルトサックス奏者。40代後半から50代前半の男性。

少し大柄で恰幅よく、このお店の常連のようで皆と和気あいあいと、しかも大阪弁丸出しで話している。キャップを後ろ向きにかぶり、Tシャツを着ている姿は、大人になってもいたずらっ子という感じ。アドリブの途中に背伸びしながら高音の音を出す癖が、何となく憎めない。そして、誰も口にはしないと思うが、お笑いのTKOの木下に激似。大阪のおばちゃんがいたら「自分、木下にめっちゃ似てんで~。」と指摘されるに違いない。

 

 

もたいまさこのような女性ピアニストも来ていた。40歳くらい。上手い。謙虚。

演奏の途中に小刻みに首を揺らす。自分でインパクトを付けたい時にゆらゆらではなくて、ビビット痙攣するように揺れているようだ。そのピアニストがもたいまさこ。上手い。

 

 

どう見ても10代の男性ドラマーもいた。

なかなかいいセンスをしている。体の力の抜き加減が素晴らしい。自分で演奏するリズムに合わせて首がゆらりゆらりと揺れている。その揺れぐあいが心地いい。スプーン曲げのマジックをする時、最後にスプーンの先がぐらぐらになりポロっと落ちてしまうが、その落ちる前のぐらぐらを想像してしまう。上手いのでこのまま成長してほしいものだが、首だけは大切にしてほしい。ポロっとは駄目だからね。

 

 

ゴルゴ13風のアルトサックス奏者も来ていた。

めちゃ上手い。ダークスーツにノーネクタイ。50代、頭は坊主の男性。この日、一番のミスターダンディーだ。アドリブに入ると顔が険しくなり、眉間に激しくしわがより、遠目に見ていると、「今、シロ目ですか?」と質問したくなる。アルトサックスをライフル銃に持ち替えても絵になる男だ。

 

 

以上、勝手に描写してみました。