スタジオに入ると前の時間に基礎レッスンを受けている人達とすれ違った。
若い人からそうでない人までいろんな人が習いに来ているようだ。
先生の元気で明るい声を合図に初心者コースのレッスンが始まる。先生の声とは裏腹にメトロノームの無機質な音がスタジオ全体に冷たく響き渡っている。
今日は、全部左から。先生からの最初の指示が出た。
そう言えば、タップダンスは、(タップダンスに限ったことではないかもしれなが)全て左右同じように踊れないといけないようだ。みんなそうだと思うが、右利きの人は圧倒的に右足の方が動かしやすい。練習も意識しないと右足ばかりが先行してしまう。それをこの時間は、全て左からするという。なるほど。
この一週間は、何とか前シャッフルを練習してきた。特にレッスンの中で順番に一人ずつ8コカン(音楽的に言うと四分音符を8こ。2小節のこと)前シャッフルをすることがある。その時に自分の番になって音が出ないのが非常に辛い。これ一回で汗が吹き出る。
自分で練習する時は、自分のテンポでやると比較的で出やすくなってきた。ただレッスン中は、先生がメトロノームのテンポをどんどん上げていく。前シャッフルをするには自分の限界のギリギリのところまで来ている。そしてこの日も前シャッフルの順番が回ってきた。僕の前の人がやっている時のイメージトレーニングでは音は出ている。よしいける。おりゃー。
で、出てない。
まだまだ先は長いようだ。
この日は、プルバックもやった。僕は、プルバックは何とかいけると思っていたが、ここの初心者の方はなかなか凄い。今までプルバックはべた足から後ろに下がりながら音を出すと思っていたが、ここの人達は、つま先立ちからでもプルバックの音が簡単に出る。全員それが出来る。むむむ。これは驚きだ。ここのクラスでは比較的レンッスンの年数の少ない男の子に見せてもらったが、ほぼ同じ場所で飛び上がり音を出している。いや、これはちょっと差が埋まりそうもない。
そんなことをしながらあっという間の1時間が終わった。
どうやら僕が一番汗をかいているようだ。
1時間のレッスンだが、これほどまで足を動かすと、十分筋肉痛になりそうだ。