随分昔のことだが、東京で一番お洒落なところと言えば南青山のアンティーク通りと思っていた。
よく遊びに行っていたというわけではないが、たまに行ってお洒落な街を見て、お洒落な人が歩いていると東京の洗練された空気に触れたような気がして嬉しくなった。道一本ずれると、今はあるか分からないが、コム・デ・ギャルソンやY’の確か本店(?)があり、少し気合いを入れて買い物に行ったような記憶がある。
そんな場所を久しぶりに歩いてみた。
昔の自分が純粋だったのか、それともこの街が大衆化されたのか分からないが、昔ほどの感動はなくなってしまったが、時々この辺を自転車で走っている人をみると、こんなに近くに住んでいていいなと思ってしまう。ロードレース用だと少し遠くから来たのかなと想像するが、ママチャリっぽいものだとホントにこの近くに住んでいる人だ。
その日は、アンティーク通りを奥へと歩いてみた。以前からこの辺に東京ブルーノートがあると地図で見ていたからだ。僕は、以前神戸に住んでおり、大阪ブルーノートにはよく行っていた。オスカー・ピーターソン、チック・コリア、マーカス・ミラーもそこで聴いた。ただ東京では行ったことなかった。どこにあるんだろうと思いながら歩いていると目の前に東京ブルーノートが現れた。
お洒落な店が並ぶ通りから20メートルほど脇に逸れたところにある。特に大きな看板ではないが、よく見るブルーノートのロゴで一目でそれだと分かった。
駅からはそこそこの距離。多分、少し奥まったところにある方が、イメージ的にもいいのだろう。
昼間だったので店もしまっているし周りには誰もいない。このお店は太陽の降り注ぐ時より月の灯りで行った方が雰囲気は出るのだろう。
何気に今後の出演者スケジュールが店の前に張り出してあった。流石ブルーノート。そうそうたるメンバーが揃っている。
ナタリーコール
ミッシェル・カミロ
ダイアン・リーヴス
など
そして何とタップダンス界の最高峰、セヴィアン・グローヴァ―も出演するとのこと。
おお!こんあところに出演するんだー。
いや、これは見逃せない。
タップダンスを始めて、今誰がすごいのかという話をする時に必ず出る名前。
やっぱり一度は観ておきたいタップダンサーだ。
アンティーク通りを歩く人に刺激をもらうことはなったが、この情報だけでワクワクする。
やはりお洒落な街だ。
(アンティーク通りを歩いている時も、タップダンスの練習生を募集しています。)